カテゴリー: 教えるスキル・指導力アップ

  • レッスン効果の上がる手の使いかた・観察の秘密(その2・動きをプランしよう)

    いちろーたです。
    先日のメールニュースでお約束したとおり、数回にわたって
    「レッスン効果の上がる手の使いかた・観察の秘密」をテーマに
    メールをお届けしています。

    前回までに、レッスンで大切なことを2つお伝えしました。
    「望み」
    「手を使うタイミング」
    でしたね。

    今回は「手を動かすプラン」を考えます。

    「プラン」=「計画」です。

    プランというのは、簡単です。
    動かす前に、どう動かすかを決めておくことです。

    思い出してみてください。

    レッスンで生徒さんに向かって手を伸ばす時のこと。

    「手を動かすとき、どんなプランを持って動かしはじめていますか?」



    たとえば、かつてのボクはこんな答えを持っていました。

    →「生徒の姿勢を正しい形に変える」
    →「生徒にやってほしい動きを、自分でやってみせる」
    →「自分が正しいと信じる力加減をわからせるために、生徒の手をつかむ」

    などなど。

    どんなプランを持つかは自由です。

    でも、これは覚えておいてください。
    どんなプランを持っているかによって、生徒の反応をどれだけ起こせるかが変わります。
    なおかつ、生徒の反応をどれだけ受け取れるかも、違ってきます。

    そんなに大事な「動きづくりのプラン」は、どう作ればいいのでしょうか?
    手を動かし始める時、動きを作るために、何を考えていけばいいのでしょうか?



    手の動きのプランを作る時に大事なのは2つ。

    「手は、いまどうなっているか?」
    「手は、どこへ向かうのか?」

    まずは、この質問をしてみましょう。

    そうすると、どんな情報が集まるでしょうか?
    レッスンしている時のご自身について情報を集めてみましょう。

    特に、「動き」に関する情報を集めましょう。

    そうすると、レッスンでどんな変化が起こっていることに気づきますか?
    探求は、この後も続きます♪



    自分を観察することは、
    レッスンで起こっていることを深く掘り下げるきっかけになります。
    こうした探求に興味がありますか?

    今度のゴールデンウィークに、「教える人」のための学習会を開催します。
    教える時に気をつけたい「手の使いかた」について掘り下げてゆきます。

  • レッスン効果の上がる手の使いかた・観察の秘密(その1・手を使うタイミング)

    数回にわたって
    「レッスン効果の上がる手の使いかた・観察の秘密」をテーマに
    お届けします。

    前回は、手を使う以前の、レッスンでもっとも大事なことについてお話しました。
    何が大事か、わかりますよね?

    即答できない場合もあるでしょう。
    それでもいいのです。
    問いかけを続けましょう。

    一度答えが見つかったとしても、
    ご自身の成長とともに、答えも進化します。

    日々新たに、問いかけを続ける人が、成長し続ける人です。

    ですから、

    レッスンを始める時にも、
    レッスンのなかで手を使うときにも、
    この大事なことを思い出せるようにしておきましょう。

    では、今回も探求を始めていきましょう。

    さっそく、試してもらいたいことがあります。



    レッスンする時のことを、思い出してください。

    「どんな時に手を使っているでしょうか?」

    ……あなたが手を使ったのは、何を見た時だったでしょうか?
    ……あなたは、その「手」に何を期待していたのでしょうか?

    こうして、レッスンしている時のご自身について情報を集めてみましょう。

    探求は、この後も続きます♪



    自分を観察することは、
    レッスンで起こっていることを深く掘り下げるきっかけになります。

    こうした探求に興味がありますか?

    今度のゴールデンウィークに、「教える人」のための学習会を開催します。

    教える時に気をつけたい「手の使いかた」について掘り下げてゆきます。

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    GW特別セミナー【音がときめく教え方の魔法】レッスン効果の上がる手の使い方と観察の秘密の詳細はこちら
    http://www.reservestock.jp/events/114953/

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  • バイオリンレッスンが生まれ変わる手の使い方と観察の秘密(はじめに)

    手の使いかたの前に・・・
    大事なことを確認しておきましょう。

    レッスンでいちばん大事なことは何か、おわかりですか?

    即答できましたか?



    レッスンで、もっとも大事なもの。
    それは「望み」です。

    まず、学ぶもの自身に望みがなければ、レッスンは成り立ちません。

    望みを明確化し、共有する。
    だから望みに向かって進むことができるようになります。

    レッスンを始める時、
    あなた自身に問いかけてみてください。

    「あなたは、いま、ここで、何をしますか?」

    こうして、レッスンしている時のご自身について情報を集めてみましょう。
    情報を集め始めるだけでも、レッスンは変わり始めます。

    さあ、探求の始まりです。
    次回につづきます。



    自分を観察することは、
    レッスンで起こっていることを深く掘り下げるきっかけになります。
    こうした探求に興味がありますか?

    今度のゴールデンウィークに、「教える人」のための学習会を開催します。

    教える時に気をつけたい「手の使いかた」について掘り下げてゆきます。

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  • 良いレッスンのためにできること〜「用語の定義を検討する」

    バイオリンのレッスンで

    「もっと長く!」

    と言われたら、あなたなら何をしますか?

    どんなことを思いますか?

    きっと、私と同じことを思ってはいないことでしょう。

    もしも私が「もっと長く!」といわれたら、

    あるときには、音価のギリギリいっぱいまで、音を伸ばすでしょう。

    別の人は、演奏を一時停止して、その音符を延々とロングトーンとして演奏するかもしれません。

    また別の人は、同じ音を、弓を動かす距離(ストロークの長さ)を長くするかもしれません。

    「長く」という言葉でさえ、このようなすれ違いを生む可能性があります。

    「はやく」
    「おそく」
    「ちいさく」
    「おおきく」
    「きれいに」
    「高く」
    「低く」

    といった言葉たちにも、すれ違いの元となるものがあります。

    では、これらのすれ違いを防ぐためにできることは何でしょうか。

    ひとつは、辞書をひいて、言葉の意味を確かめておくこと。

    もうひとつは、「バイオリンの弦や弓の毛を扱う場面において、どんな操作をすればいいか」という言い換え方を知っておくことです。

    ・リズム
    ・テンポ
    ・ハーモニー

    といった音楽上の概念を、バイオリン演奏の実際に当てはめたときに

    ・時間
    ・距離
    ・方向(あるいは角度)

    といった物理量の尺度を使ってどう言いあらわせばいいかを準備しておくことが、とくに役立ちます。

    急にやれと言って、すぐにはなかなかできないかもしれません。

    でも、こころがけておくことで、だんだんとできるようになってゆきます。

  • 一世風靡した「イライラ棒」を会社のパソコンでも簡単に。ストレス対処のトレーニングにいかが?

    パソコンで簡単にできるイライラトレーニング↓

    パソコンを起動します。

    起動したら、マウスを前後逆さまに持ちます。

    あとは、パソコンでやりたい作業を、逆さまのマウスで操作するだけ!

    うきー!

    イライラする!

    で、このイライラにアレクサンダーテクニークを使いましょう(^_^

    頭があることを思い出して。
    マウスのカーソルを動かすために、マウスを動かす……

    あっ、これは、手ごわい^_^;

  • 「一音入魂」というけれど。

    「一音入魂」というけれど。

    一音入魂と言うけれど、

    一音を磨くことで得られるものは、本当にある。

    こんなことしてて、何になる?
    本当にいいのか?

    自分を疑う自分を乗り越えて、得られるものは、表面上のテクニックではない。もっと、深いところにある自分の奥底にあるものを汲み出せるようになることなんだ。

    うまいとか、へたとかでは、言い表しようのないことなんだ。

    こんなに楽しい、喜ばしいことを、知らないまま人生を終えたらもったいない。

    そんなことを思うお昼どきです。

  • メール講座を書く時に心がけていること〜レコーディングとの共通点

    メール講座を書く時に気をつけていることがあります。

    それは「いまボク自身がどこにいるか」ということ。

    もちろん、いま自分がいる場所にいるんだけど、それだけじゃないんです。

    書いたメールは、いつ、どこで読まれているんだろう?

    誰が読んでくれているんだろう?

    ……と思ってみると、

    メールを読む人の心のなかにいて書いているとも言えます。

    そのことを思い出すたびに、自分がのびのびと、ラクになって書き進められるようになることに気づきました。

    演奏を録音するのに似ていると思いませんか?

    今日も朝7時にお届けします。バイオリン演奏を変えるヒント「ばよラボ通信」 バイオリン応援団☆いちろーた バイオリン演奏を変えるヒント♪みんなの『ばよラボ』通信

  • 教師が生徒に相対するとき大事なのは、急所を自覚するきっかけを与えること

    今日(昨日)のレッスンから。

    教師が生徒に相対するとき大事なのは、急所を自覚するきっかけを与えること

    そのためだったら、本人の認識している世界観を尊重しまくる

    とことん寄り添うことで、「あれっ?もしかして、これって何かがおかしい。何がおかしいんだろう?」っていうものがその場に醸しだされてきますね。

    そんなことを思いつつ、

    「いやぁ、学ぶのって、面白いですね!」

    と生徒さんとお話したのでした。

    小指の探求に始まって、
    バイオリンG線のふるえ、
    移弦、
    ピチカート

    などなど探求しつつ

    腕の仕組みを調べたり
    「演奏するときの動き」を大解剖したり
    新しい発見や、いままで知っていただけのことが、できるようになった濃密で納得な2時間でした。

    ▼美しさとテクニックを同時に磨く《カラダの使い方》
    レッスン・お悩み相談会やってます

    12月28日(日曜日)は、カラダの使い方教室@新宿・徳絃社↓
    http://www.reservestock.jp/page/event_series/8524

    12月29日(月曜日)は、冬休み特別講座@府中を開催します↓
    http://www.reservestock.jp/events/53566

    無料相談会もやってます。
    http://www.reservestock.jp/page/event_series/9845

  • バイオリン教師の「やわらかく!」が生徒のカラダを潰す。生徒を伸ばしたいなら、必要な「方向性」を示そう

    バイオリン教師がレッスンで知らずに使っている「やわらかい」の本当の意味

    バイオリン演奏を学ぶ皆さん!

    「やわらかく!」という言葉を、レッスンのなかで聞いたことはありませんか?

    たとえば……

    「音をつなげるには、手首をもっとやわらかく使って!」
    「親指がかたまっているから指の動きが鈍くなるんです。もっとやわらかくしなさい!」

    などなど。

    「やわらかくしましょう」が百発百中で演奏改善に役だっているなら、それは正しい言葉の使い方ができている証拠です。

    しかし、「やわらかく!」と言って、指導者が意図としたとおりの動きや音(あるいは生徒さんの望む動きや音)に変わっていないとしたら、どうでしょうか。

    「やわらかい動き」
    「やわらかく使う」

    という言葉遣いについて、見直す時間を作る価値があると思いませんか?

    「やわらかく」という言葉が、なぜ生徒を潰してしまうのかということについて考えました。

    衝撃!「やわらかい」とは「つぶれる」だった!!

    「やわらかい」ってどういうことなんだろう?と思って手当たりしだいに辞書を引いて、引きまくって、メモを取って、声に出して読んで、また辞書を引いて読んで。という具合に考え込んでいました。

    国語辞典だけでなく、類語辞典を調べて、対義語・反対語も調べました(参考リンク→やわらかいの同義語 – 類語辞典(シソーラス))英語に訳して、また日本語に戻してみたり……。

    ある瞬間、おそろしい言葉が浮かび上がってボクを襲いました。

    声を上げてぶったまげました。ぎょええええ!そんな意味だったの?!

    やわらかい=つぶれる、崩れる

    「やわらかくして」と言われたから、

    つぶす。
    なぜなら「つぶれる」=「やわらかい」だから。

    「つぶれないように・つぶさないように」と言われたから、

    「かたく」した。
    なぜなら「形が変わらないようにすること」が「かたい」だから固めた。
    でも、そうすると動きづらい。

    「やわらかくして」と言われたから、

    つぶす。
    なぜなら「つぶれる」=「やわらかい」だから。



    という感じで、延々と繰り返して抜け出せなくなってしまいます。

    演奏に必要なのは「方向性」だ!

    この際、「やわらかい」とか「かたい」とか言うのは、やめちゃいましょう。

    必要なのは、動くことです。

    動くためには何が必要か。

    どこからどこへ向かうのか、を示すことです。

    一言で言えば、「方向性」を示すことが指導。

    これって、指の動きとか、カラダの使い方だけではないよなーって思ったんです。

    音楽のことでもそうだし、普段の生活で電車に乗るときでも、「いまどこにいて、次はどこへ向かうのか」を知っていることが、行動を起こすために役立つ……というか必要なことですよね。

  • 「つくか、つかないか」……はじめての《半音》と《全音》

    ぼくがバイオリンを習い始めてまもない高校1年生の夏のある日、
    Kセンパイが、こういいました。

    「よくおぼえておけ、いちろー!」
    「はい、センパイ!」

    「音階には《半音》と《全音》があるんだ。
    バイオリンだと、《半音は指をつける》《全音は指をはなす》
    はじめはそれだけおぼえろ!」

    「はい、センパイ!」
    (よくわかんないけど、とりあえず返事)

    《半音は「つける」、全音は「はなす」》

    いまでも、この教えが役にたっています。

    《音程》と《指の動かしかた》の関係を
    「どううごかせばいいかわかる言葉」で教えてもらったのです。

    あまりにもわかりやすかったせいでしょうか、
    Kセンパイの熱い励ましの声と、白い開襟シャツの制服姿が脳裏に焼き付いています。

  • 教師も生徒も、評価を下す前にやるべきこととは……?【TED 2013】私の頭のなかの声(心理学者 エレノア・ロングデン)に学ぶ

    教師も生徒も、評価を下す前にやるべきこととは……?【TED 2013】私の頭のなかの声(心理学者 エレノア・ロングデン)に学ぶ

    精神医学での重要な質問は ”その人の何がおかしいか” でなく ”何がその人に起きたか” であるべきです
    エレノア・ロングデン: 私の頭の中の声 | Talk Video | TED.com

    教育の現場で、教える立場にある人も、教えを受ける立場にある人も、

    「いま、何が起こっているか」

    と、自身に問いかけることが大切であると思います。

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    評価を下すのが仕事なのではなく、どんなできごとが起こっているのか。

    それに対して、どんな選択ができるのかを見つけてゆくことを大事にしたいと思います。

  • 【ミスディレクション】見抜こうとするほど見抜けなくなるトリックの正体。見ようとして見失うとき、何が起きているのだろう?

    【ミスディレクション】見抜こうとするほど見抜けなくなるトリックの正体。見ようとして見失うとき、何が起きているのだろう?

    ミス・ディレクション
    「見ようとすると見えなくなる」

    オーケストラ、バンドでの演奏……
    どんなときに指揮を見ますか?

    指揮を見るとき、逆に見失っているものはありませんか?

    (さらに…)

  • 【ヴァイオリン演奏の教育学】奏法の観察・分析、教授法など関連しそうなもの(論文・研究ノートなど)を集めてみる(1)

    【ヴァイオリン演奏の教育学】奏法の観察・分析、教授法など関連しそうなもの(論文・研究ノートなど)を集めてみる(1)

    刊行されている教則本を収集するだけではなく、ほかにできることはないかと、論文など、ほかの人の研究成果を集めてみようと思います。

    (さらに…)

  • 《クセが顔を出す瞬間》を捕まえろ!〜バイオリン奏者の無自覚な動きはいつ起こるか知っていますか?

    《クセが顔を出す瞬間》を捕まえろ!〜バイオリン奏者の無自覚な動きはいつ起こるか知っていますか?

     あなたは、自分のクセがどんなときにあらわれるか知っていますか?

     クセとは、習慣です。無自覚なものです。あるいは、意識しなくとも使えるようになった技術も、習慣といえるかもしれません。

     クセが出やすい瞬間というものがあります。それは、動きの方向が変わる時です。

     ヴァイオリンの演奏においては、《動きの方向が変わるとき》とはどのようなときでしょうか。ちょっと考えてみましょう

    《動きの向きが変わる》決定的瞬間(ヴァイオリン演奏編)

    Fiddler on the Rope

     ひとまず、言葉通りに《動きの方向が変わるとき》を書き出してみることにします。

    • 楽器を持ち上げる・おろす
    • 音を出し始める・出し終える
    • 弓を返す
    • 指を絃に触れさせる・離す(重音やトリル、左手ピチカートなどフィンガリング全般)
    • 左手のポジションを高い方・低い方へシフトする
    • 移弦する(左手・右手)
    • 音を強める、弱める
    • 楽器ケースを開ける、閉める
    • 弓を張る、ゆるめる
    • 息を吐く、吸う
    • 目線が動く・止まる
    • 聞き耳を立てる(耳をどこに向けて動かすか、固定するか)
    • 立つ、座る
    • 歩く、立ち止まる
    • おじぎをする

     ひとまずこれくらいにしておきます。

    観察のポイント「いつ」

     教師が生徒を観察するとき、あるいは、生徒が生徒自身を観察するときに、これらの「動きが変わる瞬間」に着目すると、クセを見つけやすくなります。

     生徒を観察していて、「あれっ?いま感じた違和感はなんだろう?」と探求を進めていくときに、「違和感を感じたのは、いつだろうか?何をしようとしているときのことだろうか?」と、調べていくことができます。

    例題

    楽器を準備する
    楽器ケースを開け閉めする、弓を張る、松やにをぬる、肩あてを装着する……楽器に触れている手以外の、カラダを支えている足や頭など体全体にどんな動きが起きるか見てみましょう。
    楽器を持ち上げる・おろす
    楽器が目に見えたとき、楽器に向かって動き出すとき、楽器と体が触れ合うとき……指や腕、首にどんなことが起こるか見てみましょう。
    音を出し始める・出し終える
    音を出そうとおもったとき、弓毛が動き出すとき、絃と弓毛が触れあうとき……頭や体全体にどんな動きがおこるか見てみましょう。
    音を変化させる
    フィンガリング・シフティング(ポジション移動)、移弦、弓のアップダウンなど各種の運弓法により音に変化を起こそうとするとき……楽器とふれあっている部分(つまり手や腕)だけでなく、それらの支えとなっている胴体や足、頭や首にどのような動きがおこるか見てみましょう。
    息を吐く、吸う
    弦楽器奏者にとって、呼吸は楽器の振動源ではありません。呼吸とフレーズとを同期させなくても生きていられることは知っておきましょう。フレーズを演奏し始めるために、「ブレスを取る」以外の方法があることを見つけましょう。息を吸う音が聞こえてくるとしたら、それはいつでしょうか?
    目線の動き
    苦手なフレーズを見つけたときや、臨時記号を見つけたとき……目の動きや頭の動きが、一定の場所を向いて動かなくなるときはどんなときか、見つけてみましょう。
  • 【バイオリニストのよくあるカン違い】「肩を使いなさい!」……アップボウ(上げ弓)のとき、右肩を持ちあげていい理由・持ちあげてはいけない理由

     バイオリニストのみなさん、アップボウのときに、右肩を無意識に持ちあげていませんか?

     弓を動かすとき、アップボウで……特に《弓のまんなかから元にかけて》……肩を持ち上げることをしているひとを見かけることがあります。みなさんのまわりではどうですか?ご自身ではどうでしょうか?

    (さらに…)

  • たいくつな音階練習は、さっさとやめよう

    たいくつな音階練習は、さっさとやめよう

    音階練習、好きですか?

    好きなら、オッケー!この先は読まなくてもだいじょうぶ!

    ……その昔、学生オーケストラでのパート練習
    ……ぼくは居眠りしながら音階練習をしていました

    (さらに…)

  • 教えるウォームアップ「いま、私は何をやっていますか?」

    教えるウォームアップ「いま、私は何をやっていますか?」

     ある朝起きてみると、なんともいい気分でした。「きっと、なんだってできる!」

     また別の朝に起きてみると、うんざりした気分でした。「なんで目がさめてしまったんだろう」

     自分の気持ちなんて、文字通り「気まぐれ」です。そんなものの言いなりにしていたら、せっかくの一日があっという間に暮れていってしまうんです。

     どうしたら、「教える自分」が目覚めるのでしょうか?

    (さらに…)

  • 弓・ボウイングのバランスについて……奏者がすべきこと、忘れがちな事実とは?

    弓・ボウイングのバランスについて……奏者がすべきこと、忘れがちな事実とは?

    弓・ボウイングのバランス

     弓は楽器の上でバランスすることができます。弓の毛がドコを向いているか、見えますか?

     そう、毛は弦と反対側を向いています。はじめからこの状態だったわけではありません。

    (さらに…)

  • レッスンあるある大辞典(1)「バイオリン応援団☆いちろーたの口ぐせ編」

    たまには宣伝ぽいことを書いてみようと思います。

    バイオリン応援団のレッスンあるある「いちろーたの口ぐせ編」

    あるある1「何をやりたいですか?」

    レッスンのはじめに……「何をやりたいの?」
    レッスンのはじめの決まり文句。生徒さんが黙ったままでいると、いちろーたは「じゃあ、今日はこれで終わりにしましょう」と言い出します。
    レッスンの途中で……「何をしようか?どうしようかなぁ」
    レッスンの途中で、いちろーたが(どんなことを試そうか)と選んでいるときに、こんなことを自分に向かってつぶやいていることが多いです。

    (さらに…)