刊行されている教則本を収集するだけではなく、ほかにできることはないかと、論文など、ほかの人の研究成果を集めてみようと思います。
- 『ヴァイオリン演奏基礎指導法・研究ノート・1 Research on Teaching Method of Violin Playing Basics 井後勝彦』
- 『演奏家育成のためのヴァイオリン教授法―― 学習者と教師の観点から ――』
- 『ヴァイオリンの指導と静的弛緩誘導法の共通項』
- 『鈴木鎮一バイオリン指導曲集』成立の背景 —Maia Bangと Elizabeth Fyffeによる Violin Method の分析を通して—
- 初期段階におけるバイオリン指導法に関する考察(A study of violin instruction method for beginners)
- バイオリン指導における弓の速度と音の関係(Relationship of bow’s speed and sound in violin guidance)
- 身体知としての弦楽器演奏のスキル(音楽と人間)
『ヴァイオリン演奏基礎指導法・研究ノート・1 Research on Teaching Method of Violin Playing Basics 井後勝彦』
ごく初歩の段階についてのノート。
次の段階へとすすめるための判断基準、いわば「みきわめ」についてかいてあるところが秀逸ではないかと思う。
http://harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/hbg/file/9514/20111129105045/g01-09.pdf
『演奏家育成のためのヴァイオリン教授法―― 学習者と教師の観点から ――』
つまるところ、教師は「観察」と「分析」を磨かねばならないという課題にいきつくと結んでいる。同感。
では、どうやって観察と分析を磨けばよいのか。また、それをどう教授すればよいのだろうか?
http://libdspace.biwako.shiga-u.ac.jp/dspace/bitstream/10441/7996/1/kenkyukaronbunshu12pp.33-44.pdf
『ヴァイオリンの指導と静的弛緩誘導法の共通項』
このページの最後の一文は、私がレッスンのときに思っていることと同じであるように思います。
子どもが「楽しいなあ」「またやってほしいなあ」と感じながら訓練をする中で子どもの興味・関心が広がり、その結果として体の機能が向上すればよいと思います。
『鈴木鎮一バイオリン指導曲集』成立の背景 —Maia Bangと Elizabeth Fyffeによる Violin Method の分析を通して—
スズキ・メソードを初めとする、3種の教授システムを比較対照した表から、スズキ・メソードの特色が浮かび上がってくる。
導入・初歩から、どうやって技術を発展させていけばよいかを考える好材料ではないだろうか?
初期段階におけるバイオリン指導法に関する考察(A study of violin instruction method for beginners)
「バイオリン 教育 論文」にて検索し、見つけた。
もうちょっと読んでおきたいところ。
バイオリンの初歩段階における、教本や奏法解説書のまとめとしては十分と思える内容。
しかし、筆者の意見は検討する必要があると思う。特に、ポジション移動のあたりからは、入念に検討しておきたいところだ。
バイオリン指導における弓の速度と音の関係(Relationship of bow’s speed and sound in violin guidance)
http://www.sofken.com/FIT2009/pdf/K/K_054.pdf