あなたは、自分のクセがどんなときにあらわれるか知っていますか?
クセとは、習慣です。無自覚なものです。あるいは、意識しなくとも使えるようになった技術も、習慣といえるかもしれません。
クセが出やすい瞬間というものがあります。それは、動きの方向が変わる時です。
ヴァイオリンの演奏においては、《動きの方向が変わるとき》とはどのようなときでしょうか。ちょっと考えてみましょう
《動きの向きが変わる》決定的瞬間(ヴァイオリン演奏編)
ひとまず、言葉通りに《動きの方向が変わるとき》を書き出してみることにします。
- 楽器を持ち上げる・おろす
- 音を出し始める・出し終える
- 弓を返す
- 指を絃に触れさせる・離す(重音やトリル、左手ピチカートなどフィンガリング全般)
- 左手のポジションを高い方・低い方へシフトする
- 移弦する(左手・右手)
- 音を強める、弱める
- 楽器ケースを開ける、閉める
- 弓を張る、ゆるめる
- 息を吐く、吸う
- 目線が動く・止まる
- 聞き耳を立てる(耳をどこに向けて動かすか、固定するか)
- 立つ、座る
- 歩く、立ち止まる
- おじぎをする
ひとまずこれくらいにしておきます。
観察のポイント「いつ」
教師が生徒を観察するとき、あるいは、生徒が生徒自身を観察するときに、これらの「動きが変わる瞬間」に着目すると、クセを見つけやすくなります。
生徒を観察していて、「あれっ?いま感じた違和感はなんだろう?」と探求を進めていくときに、「違和感を感じたのは、いつだろうか?何をしようとしているときのことだろうか?」と、調べていくことができます。
例題
- 楽器を準備する
- 楽器ケースを開け閉めする、弓を張る、松やにをぬる、肩あてを装着する……楽器に触れている手以外の、カラダを支えている足や頭など体全体にどんな動きが起きるか見てみましょう。
- 楽器を持ち上げる・おろす
- 楽器が目に見えたとき、楽器に向かって動き出すとき、楽器と体が触れ合うとき……指や腕、首にどんなことが起こるか見てみましょう。
- 音を出し始める・出し終える
- 音を出そうとおもったとき、弓毛が動き出すとき、絃と弓毛が触れあうとき……頭や体全体にどんな動きがおこるか見てみましょう。
- 音を変化させる
- フィンガリング・シフティング(ポジション移動)、移弦、弓のアップダウンなど各種の運弓法により音に変化を起こそうとするとき……楽器とふれあっている部分(つまり手や腕)だけでなく、それらの支えとなっている胴体や足、頭や首にどのような動きがおこるか見てみましょう。
- 息を吐く、吸う
- 弦楽器奏者にとって、呼吸は楽器の振動源ではありません。呼吸とフレーズとを同期させなくても生きていられることは知っておきましょう。フレーズを演奏し始めるために、「ブレスを取る」以外の方法があることを見つけましょう。息を吸う音が聞こえてくるとしたら、それはいつでしょうか?
- 目線の動き
- 苦手なフレーズを見つけたときや、臨時記号を見つけたとき……目の動きや頭の動きが、一定の場所を向いて動かなくなるときはどんなときか、見つけてみましょう。
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