「先生のアドバイス通りにやっても、なぜか”違う”と言われてしまうんです。どうしてでしょうか?」
たとえば、こんな経験はありませんか?
G線をひくときに……
『右肘が低い』と言われる
肘を上げると……
『肩は上げないで』と言われる
肩を下げると……
『楽器を下げないで』と言われる
楽器を上げると……
『そんなに身体は動かさないで』と言われる
身体を動かさないようにしていると……
『もっと全身を使ってひきなさい』と言われる
いったい、何をすればイイのでしょうか。
効くアドバイス、効かないアドバイスの違いとは?
前回の記事では、
先生がどんな意図を持って、その言葉を選んだのか
「先生によって言うことが違う?!」《バイオリン・レッスンの読み解き方》 – バイオリン演奏が楽しめる構え方講座☆バイオリン応援団
ということが大事だというお話をしました。
効き目は言葉遣いで変わる
バイオリンの演奏をレッスンする時、
先生がどういう基準で言葉を選んでいるかによって
レッスンのわかりやすさが変わります。
別の言い方をすると、
「アドバイスは言いかたひとつで効き目が変わる」ということです。
効き目を生み出す言葉遣い「3つのルール」
バイオリンレッスンのときには、
動ける言葉遣いをすることが必要です。
この『動ける言葉遣い』というのは、3つのルールが有ります。
1.動詞を使う
2.方向を明確に示す
3.肯定表現を徹底する
この3つです。
実践:いままでにもらったアドバイスをチェックしてみよう!
レッスンのアドバイスをもらった時、この3つのルールに照らしてチェックしてみてください。
「わかりやすいなぁ」というアドバイスと
「よくわからないなぁ」というアドバイスにはどんな違いがあるでしょうか?
教わる側の人にとっては、この3つのルールを使って「通訳」することで
わかりにくいアドバイスも、「なーんだ、そういうことか!」とスッキリわかりやすいアドバイスに言い換えることができます。
やってみてくださいね。
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