「どっちの先生の言うことが正しいの?!」《バイオリン・レッスンの読み解き方》
「どっちの教えが正しいんだろう?!」
こんな経験ありませんか?
『今の先生は、前の先生と違うことを言う』
あるいは、
『指揮者のボウイング指示が、バイオリンの先生のアドバイスに反する』
とか……。
言うことが違う理由は大きくわけて2つあります。
1. 言いたいことが違う。だから、選んだ言葉が違う。
2. 言いたいことは同じ。だけど、選んだ言葉が違う。
このどちらに当たるのかを見破る必要があります。
レッスンでは、先生が何を言ったのかは大事です。
でも、もっと大事なのは、先生がどんな意図を持って、その言葉を選んだのかなのです。
「言葉」というよりは、「提案」といったほうがふさわしいかもしれません。
意図を確かめるためにできることとは?
先生は、なんと言ったのか。
そのとき、何を見て(聞いて、感じて)そう言ったのか。
そのとき、思いついたけど言わなかった言葉はあるのか。
あるなら、それはどんな言葉だったのか。
こうしたことを、思い切って質問できるような関係が作れたら素敵ですね。