〜「カナメ先生のように教えたい!」〜
2013年6月12日のことです。私が一年間指導してきた子たち(中学生、高校生)のグループレッスンを、私の師匠であるカナメ先生に来ていただいたんです。
それは素晴らしい体験でした。子どもたちはレッスン前と、レッスン後で、すっかり変わってしまいました。
出てくる音も、楽器との接しかたも、楽譜に向かう姿勢も、本当に何もかも変わってしまいました。
このときにカナメ先生がおっしゃったなかで私のなかに強く響いたことがあります。
ぼくはいま、あたりまえのことを言っているよ。
でもね、このあたりまえのことを、実行する人が上手になっていくんだ。
ばかにしないで、ひとつひとつやってみてごらん。
このレッスンを受け終えたあとに書いた記事のなかでも、特に【ヴァイオリン演奏・超入門】シリーズは、このレッスンの影響が如実に現れています。
6月12日にそのレッスンを受けるまでは、自力で先生の教えを思い起こしながら、そして、アレクサンダーテクニークを学ぶことで気づいたことを注ぐような思いで書いてきました。
レッスンを受けた後の帰り道で強く思ったんです。
カナメ先生のように教えたい!
音楽によって人びとを結びつけていきたい!
不安も湧いてきました。
この教えを、自分が伝えられるのだろうか。
どうやって、人を育てようか。
どうやって、後世に伝えようか。
レッスンの内容を詳しく・ゆっくりと復習しながら、カナメ先生の一挙手一投足を思い起こしながら、声を、まなざしを、追いかけながら、ひとつひとつ教わったことをブログの記事へと書き起こしていきました。
【ヴァイオリン演奏・超入門】と名づけてシリーズ記事を書いてきましたが、カナメ先生の教えをダイレクトに受けただけでなく、私が教えてきた子どもたちの変化を見せていただいたことが、私のなかに大きな変化を起こしたような気がします。
いま、こうして書き進めながら、先生の偉大さを思うとともに、すこしでもその偉大さに迫っていこうと思いを新たにしています。
カナメ先生のように教えたい!
音楽によって人びとを結びつけていきたい!
この願いは、いつも私のなかに燃えています。