★続・TVニュースでできる観察トレーニング入門(分析編)★
2018/04/05
バイオリン応援団☆いちろーたです。
★TVニュースでできる観察トレーニング(分析編)★
前回は「動き」の観察をオススメしました。
「何が動いたか」を見つけて、言葉にするだけでしたね。
どんな言葉を書きとめられたでしょうか。
書きとめてあるなら、今回の課題に取り組むことができます。
まだ何もニュースを見ていなかったら、いますぐニュース番組をチェックして
アナウンサーの「動き」を自分の言葉で説明して、その言葉を書きとめましょう。
では、今回の課題です。
簡単です。
書いてあるのは、見えた動きそのもののことですか?
それとも、動きについてのあなたの意見ですか?
書いてあることは、このうちのどちらだったでしょうか。
分類してくださいね。
これは以前お話した『変化のコンパス』でいう『分析』です。
この『分析』は「観察する自分を観察する」という意味があり、構えのセルフケアには欠かせない初歩のトレーニングでもあります。
ぜひ取り組んでみてくださいね。
さて、前回「実は、もっと大切なことがある」とお伝えしたことは覚えていますか?
観察の素材としてニュース番組を選ぶのには理由があって、
だいたいいつも時間・人・カメラアングルが同じだからトレーニングを習慣化しやすいということでした。
なぜニュース番組を観察の対象とするのか。
トレーニングの習慣化よりも大事な理由があります。
それは……
・話者の意図が明確である
ということです。
ニュース番組のアナウンサーは「ニュース原稿を視聴者に正確に伝える」という明確な意図を持って読んでいます。
これが観察のトレーニングにはうってつけなのです。
なぜ、音楽番組を選ばないのか。
楽器奏者の演奏動画などを見るのは観察の初歩のトレーニングには不向きです。
ニュース番組はいいのに、音楽番組はなぜ不向きなのか……こうしたことを自分で考えてゆきましょう。
いつまでも一方的に教わっているだけでいいなら、自分で考えなくとも構いません。
自分で自分を指導する力を鍛え育てていきたいなら、このように考えて取り組んでいきましょう。
演奏にも変化があらわれますよ。
今回の課題は、「自分の観察したものは、見えた動きのことか、動きを見た自分の考えか」を区別すること。
区別が終わったら、どちらのほうが多かったか、数えてみてくださいね。
では!