【ばよラボQ】ViolinMuscle-Arm2. バイオリンに一番近い筋肉・解説編2(手や指先の動き、バイオリニストにとっての外在筋・内在筋の役割の違いとは?)

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バイオリン応援団☆いちろーたです。

人間の指は、面白い仕掛けになっています。

複雑な、細やかな動きができるのは、
骨がいくつもあり、それらをつなぐ腱や腱膜などがあるからです。

それらに動きを与える筋肉があるからです。

前回は、

バイオリンを演奏するときに、
バイオリンの一番近くではたらく筋肉の最有力候補は
《指先》を動かす筋肉グループだというお話をしました。

指の動きは何種類?

手の指はどんなふうに動けるでしょうか。
1本の指が動けるために、いくつの筋肉が力を合わせているのでしょうね。

まずは、動きが何種類あるか、書き出してみましょう。

・まげる(屈曲)
・のばす(伸展)
・ひらく(外転)
・とじる(内転)

この4つが組み合わさって、指のさまざまな動きができあがるんですね。

バイオリン奏者の指を動かす2つの筋肉グループ

そして、この動きを作る筋肉グループは、
大きく2つに分けることができます。

指を動かす立役者「外在筋」グループ

ひとつは、
まげる、のばす(屈曲/伸展)を主な担当とする外在筋(がいざいきん)。
手からはじまって、前腕や上腕へとつながっている筋肉グループです。
バイオリンを演奏するときに、ネックをつかんだり、弓を保持したり、
指を大きく曲げ伸ばしするときの主役となります。

まさに、指を動かす主役。これが外在筋グループです。

指の動きを影で支える裏方「内在筋」グループ

もうひとつは、
ひらく、とじる(外転/内転)を主な担当とする内在筋。
手のなかの骨どうしをつないで動かす筋肉グループです。

手首に近いところ、手のひらに隠れている指の付け根を動かしてくれます。
動きを土台から調整してくれる、目立ちにくいですが、演奏をいつも助けてくれます。

まるで、ステージマネージャーや黒衣(くろこ)のような働きをするのが、内在筋グループです。

指を動かす、2つのグループの協調作用を活かそう

この「外在筋」「内在筋」という2つの筋肉グループの役割分担・特徴を
おおまかでいいので理解しておくと、指まわりが良くなったり、
届きにくい重音が届くようになります。

指ごとに動きが異なるのはなぜ?

ところで、
指ごとに動きがちがうのは、
関節の数や形が違ったり、
どんな筋肉が組み合わさっているかも違ったりするからです。

親指の場合ですと、
外在筋・内在筋あわせて9種類の筋肉が、親指の骨格にくっついていて
それらが、単独で、あるいは、互いにひっぱりあうことで
動き回れるのだそうです。

次回は、指を動かす主役、外在筋のなかでも
指先を動かす専門の筋肉についてお話します。

どうぞお楽しみに!
(1週間後に公開予定です)

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