いちろーたです。
「縮める・ゆるめる」筋肉の2つの状態をコントロールするために
バイオリンの構えに使える力は、大まかに2つ。
筋力と重力。
前回は重力のありがたみの話をしたので、今回は筋力のコントロールについてのお話。
筋力をコントロールするには、筋力を作ってくれる《筋フィラメント》に命令を受け取ってもらう必要があります。
筋フィラメントというのは、筋肉の中にある組織で、縮むことで筋力を生み出してくれます。
筋フィラメントができることは2つ。
「縮む」
「ゆるむ」
この2つです。
ここで筋肉を使う者として気をつけたいのは、筋フィラメントに「ゆるむ」をやってもらうために何をすればいいのかということです。
筋フィラメント側から見ると、縮める命令さえ来なければ、ゆるんでいられます。縮める命令が来続けているとゆるむわけにはいかない、そういう仕組みになってます。
この仕組みをふまえて、どうすれば「ゆるめる」ことができるでしょうか。
たとえば、肩の力を抜こうとして肩を動かそうとすると、それは新たに別の筋肉を縮めることになります。
どうすれば、ゆるめられるのか。
「脱力しよう」
「力を抜こう」
ということと
「ゆるめる」
ということでは何が違うのか、と考えるのもよいかもしれません。ただ、いちろーたの場合はうまくいきませんでした。違いを考えることで、思考がどうしても脱線してしまったからです。
……そこで、いちろーたからのオススメは
「いま、どれくらいゆるんでいるかな?」
と観察を始めることです。
《ゆるめるために「ゆるめなさい」という命令を発するのとは違う行動を選ぶ》
この回りくどく見えるやりかたは、構えかたにどんな変化をもたらすでしょうか。
この観察を始める前と後では、筋肉には何か変化があったでしょうか。
●おまけ
パソコンのマウスで手首が疲れやすいとか
ペンの筆圧が強すぎるとか
そういう「力を抜こう」と思ってもなかなか抜けない動作はありませんか?
そんなときに「いまどれくらいゆるんでいるだろうか」という問いかけをもちながら、ご自身のことを観察してみましょう。
どんな発見があるか楽しみにしていますからね!
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