弦楽器奏者のみなさん!そして、指導者のみなさん!
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、二胡など、いろんなタイプの弦楽器の共通の《からだ》の秘密があります。知らないままでいるよりも、知っておいたほうが得なちょっとした秘密です。
しかも、秘密というほどの秘密ではありません。みなさんが、知らないうちに使っているカラダの機能です。知っておけば、かならず、今までとは比べものにならないほどの違いに気づくことができるようになります。
弦楽器演奏におけるカラダのトラブルというものは、「本来できること」を「できない」と思っていたり、「本来はできない」のに「できる」と勘違いしているために起こります。
今回お伝えするのは、ひとのカラダの動きについての基本的な性質についてです。
カラダの動きの2つのルール
- 自ら動く
- 外部の力によって動かされる
この2つが、カラダの動きの性質についての基本的なお約束です。この2つのことを区別しながら練習していくことがあなた自身の上達を加速してゆきます。また、あなたが指導をする際にもきっと役に立つはずです。
このシリーズ「バイオリニストのための《動きの解剖学》」では、テキスト『新・動きの解剖学』を元に、バイオリニストのよくある勘違いを解きほぐしていきます。
次回は、指の動きを例にあげて解説していきます。どうぞお楽しみに。
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