バイオリン応援団☆いちろーたです。
「毛がリードする」というやり方
ボウイングの話です。ボウイングと言っても、弓を弦にふれさせるまでの話です。
どう準備するかが、音のはじまりを作るからです。
毛といっても、弓に張ってある毛のことです。
試してほしいこと
こんなやり方を試して欲しいのです。
音を出すために弓を弦に向かって近づけるときのことです。
「弓の毛が弦に向かう。その動きに、腕をはじめとする自分の全部がついていく」
……こう言い聞かせて動くと、どんな動きになるでしょうか?
※弓の毛が弦に触れて、音を出すために動き始めるのは、後のお楽しみですよ♪
動いたあとで調べてほしいこと
こうして動いたあとで調べてほしいことがあります。
1. 動き始める直前に、何を考えていましたか?
2. いつもと何か違いましたか?それとも、すっかり同じで何も違いはなかったでしょうか?
これ、違いがわかってもわからなくてもいいです。あなた自身にとって同じだったかどうか、ということがわかればいいです。
なぜこんなやり方をススメるのか
わたしたちの知覚システムを活用するやり方だからです。
私たちは、手を動かす時に、手がどこにあるかを「見なくても」わかります。
同じように、手に持った弓を動かすときに、弓がどこにあるかを「見なくても」わかるように自分の《体の地図》と統合させることができます。
同じように、弓に張ってある毛も。
まとめ
今回紹介したのは、ボウイングのトレーニングにもなりますが、根本的には自分の動きを観察するトレーニングであるとともに、自分の動きを意識的に作り変えるトレーニング方法の1つです。
好きなだけ繰り返してください。