ビブラートの誤解をとこう(1)手と腕のおはなし

バイオリンの弦に触れるための自身の手の動きを観察するいちろーた 体の仕組み・動きを考える
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今回はビブラートの話をします。

先日のこと……

生徒さんがレッスンにやってきて言いました。

「ビブラートがうまくなりたい」

ボクは、チョット考えてから、ききました。

「音が出てくるために、何が動いて欲しい?」

ヴァイオリンを演奏する・いちろーたの左手、写真

ビブラートをするためには腕を使います。

腕は、どこから生えているでしょうか?

もう、ご存知ですよね?
でも、知っているからこそ、指で腕がどこから生えているか
自分で自分に見せてあげましょう。

どこを触りましたか?

本当の腕の始まりの場所は、いま指でさわった場所とは全然違うかもしれません。

ビブラートするとき、なにが動いている?

腕はどこから始まっているでしょうか?

指?……いいですね!弦にさわっているのは指です。指があるからビブラートができます。

手首?……なるほど。たしかにビブラートしているときに手首が動いているように見えます。手首よりも胴体に近い方では、何が動いていますか?

肘?……いいですね。肘も腕としてビブラートに参加できます。ここまで?いいえ!腕は、もっと胴体に近いところから始まっています。

肩甲骨も腕の一部

肩甲骨も腕です。肩も、腕なんです。

肩甲骨という骨があります。
わきの下から背中側に回り込んだあたりにさわると、肩甲骨が見つかります。

肩甲骨が腕の一部だというのは、なかなか信じられないかもしれません。
ですが、肩甲骨は腕が動きまわるとき、一緒に動いてくれるんです。

本当です。

さわってもらいながら、腕を前後左右・上下に動かしてみるとよく分かります。

バイオリンをひくまねをしてみると、
ボウイングの時も、フィンガリングの時も、肩甲骨が動いているのが分かります。

バイオリンをひくとき、肩甲骨を動かさないようにしてみると、
急に動きが小さく・遅くなります。止まってしまう場合もあります。

考えてみよう!

バイオリンをひくとき、肩甲骨が動いてもイイ場面はどんなものでしょうか?

弓の毛に松脂を塗るとき?
バイオリンを体にのせるとき?
弓を持ち上げるとき?
音をひきはじめるとき?

ステージでお辞儀をするために、お客様に向かって立っているとき?

どんなときに、肩甲骨の動きが自由になれるでしょうね?

動きやすさの豆知識:肩甲平面(ケンコウヘイメン)

バイオリン演奏するときの、腕の動きやすさを決めるのは、肩甲骨の位置です。

腕は、身体の前で使いやすいようにできています。肩甲骨と上腕骨の形がその使いやすさを作っています。

腕を使いにくくするのも簡単です。胸を張って、カラダを後ろへのけぞって、それからバイオリンのひきマネをしてみるとどうでしょうか。

胸を張るのをやめるだけで、腕が楽に動かせるようになる人もいます。

……この話、また今度

「バイオリンから音が出るために、何に動いて欲しい?」

生徒さんの答えは、

「ビブラートって何したいの?」「音をうごかしたい!」小さなバイオリニストの大きな願いに感動……
いちろーたです。今日きてくれた生徒さんのお悩みはビブラート。「ビブラートがうまくできない」という優子さんに、ボクはたずねました。「……バイオリンから音が出るために、なにが動いてほしいですか?」あなたなら、どう答えますか?

に書いてあります(^^)v


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