【ヴァイオリニストのための解剖学入門】アニメで見る・手の動き(手首、指、手のひら)《大阪大学整形外科の研究成果に学ぶ・2》

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 ヴァイオリニストをはじめとして、弦楽器の奏者にとって腕の仕組みを知ることは役立ちます。特に指先は楽器との接触をするデリケートな部分です。指がどのような仕組みに支えられて動いているのかを、ちょっと覚えておく事をオススメします。音に変化が現れたり、練習の効率がよくなって、疲れにくくなったりしますよ。

 というわけで、前回の「腕」に続いて、今回は「手(手首や指)」のアニメを紹介します。

 

 奏法の練習方法の動画、カラダの動きと解剖学の解説書などは、良質なものにめぐり合うことができるようになってきました。それでも《動きの実際》を実感しにくいなというのが僕の印象です。なんとか、分かりやすいものはないかと、いつも探しています。
参考: 前回の記事『アニメで見る・上肢(腕)の動き《大阪大学整形外科の研究成果に学ぶ》』

手関節「手首と指」

 解剖学用語では、手首にある関節を手関節(しゅかんせつ)と呼ぶそうですが、詳しいことはWikipediaに譲ります。なにしろ、骨がいっぱいあります。

手関節(しゅかんせつ)は、手首にある関節。橈骨、尺骨、8つの手根骨を含めた10個の骨で構成されており、橈骨手根関節、手根中央関節、下橈尺関節で構成される複関節といわれる。橈骨手根関節と手根間関節の総称である。
手関節 – Wikipedia

手首

手首って複雑!骨がいくつあるんだ?!

 手首ってどんな関節でしょうか。手首の骨の絵を描くことはできますか?指を動かす筋肉が指とどこをつないでいるか、イラストを描けますか?

 実際はこんな感じです。しかも動きます。

手の動きを見る
手が動く!(グー!パー!)指の骨と、それを動かすための筋肉とのつながり具合が観察ポイントです。

手のひら・手の甲・ナックル(拳)

手のひらを動かそう!

 さっきの動画、手のひら・手の甲がどう動いていたかお気づきになりましたか?

 実は、動いていたのは指先だけではありませんでした。手首も動いていたし、手のひら・手の甲と呼ばれている領域も動いています。手首から先の動きの可能性を知ることで、演奏がラクになっちゃうんです。よくよく動画を観察して、「グー、パー」だけで、どの部分がどれだけ動けるのかをぜひ知っておいていただきたいところです。

手のひらの正体は指!

 手のひらを作る骨組みは手首の骨と指の骨です。手の甲も、手を握ったときの拳の出っ張りも、骨格としては指の骨です。

 さっきの動画では分かりにくかったかも知れませんが、もう一度見てみると、たしかに手のひらっぽい部分は細長い骨があって指先や手首を動かすための筋肉が巡らされています。

 手のひらが指の骨だと知ったら何の役に立つかというと、僕の場合は左手の指が動かしやすくなりました。右手で弓を扱うのが力強く・なめらかになりました。

 僕はヴァイオリンを演奏するのですが、10年以上諦めていたフィンガードオクターブができるようになったのは、この手首から先の動きの仕組みを知ったうえで練習したからです。

知識は必ず助けになる

 知識を仕入れたら、役に立つような使いかたを試してみましょう。僕の場合は、ヴァイオリンの重音(フィンガード・オクターブ)や、弓の運び方でした。皆さんの場合は、どんな事に役立ちそうですか?

オススメ書籍

▼解剖学ではないけれど、ごく基本的な「からだ」の知識

▼一方こちらは、かなりマニアック。漢字で覚えるよりも英語などの外国語も使って語源から説明してあるので分かりやすい場合もあります。あくまでも、サブテキストというか、単語帳として。

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