【ヴァイオリニストのための解剖学入門】アニメで見る・上肢(腕)の動き《大阪大学整形外科の研究成果に学ぶ》

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 ヴァイオリニストをはじめとして、弦楽器の奏者にとって腕の動きは音作りに直結する重大な関心ごとではないでしょうか。

 奏法の練習方法の動画、カラダの動きと解剖学の解説書などは、良質なものにめぐり合うことができるようになってきました。それでも《動きの実際》を実感しにくいなというのが僕の印象です。なんとか、分かりやすいものはないかと、いつも探しています。

 いま、僕の関心ごとは腕にあります。ですから、腕の動きについて良いヒントはないかと思っていたら、ありました。この動画はいいですよ。ガイコツのアニメ、筋肉の赤い感じとかがちょっとリアルなので苦手な人は無理に見ないほうがいいかも知れません。でも、動きと解剖学的知識の関連付けをより深く理解するためにはオススメします。

上肢の動きを見る
筋肉の付き方。そして、身体が動くときの骨の動かされ方に刮目あれ!

刮目ポイント1 筋肉の様子(末端ほど細かい)

 指先へ近づくほど、筋肉の束が細かくなっていきます。トリルや細やかで素早い動きを必要とするときに、どう考えて身体を使えばいいのかのヒントがここから得られそうです。

刮目ポイント2 指の骨「グー・パー」

 動画の中では「グー・パー」のために骨格が一斉に動く様子を再現しています。実際の演奏では、特に練習・訓練という局面では「一本ずつ独立させるために」ということが考えられがちです。しかし、手首から指先に掛けての関節の構造を見てみると「完全な独立」を目指すよりも、「目的に向かって協働する」ことを目指したほうが容易なのではないかと思えてきます。

 One for All, All for Oneというラグビーの有名な言葉を思い出しました。ドラマ『スクールウォーズ』にも引用されていましたね。

刮目ポイント3 肩甲骨と鎖骨「バンザーイ」

 動画では、腕の関節がじつに細かく再現されています。よく観察してみていただきたい。特に、鎖骨と肩甲骨がどれだけ動くのかは、改めて驚かされます。こんなに動けるのに、支える仕組みはどうなっているんでしょうね。

 腕の動きは、胴体とは独立しているのだそうです。ただし、腕を動かしたことで姿勢を保つためのバランスが変わるので、その調整のための動きは胴体でもおこなわれます。

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