【自由な4指のために】解剖学とは違うアプローチ。大切なものをケアするためのミニ実験
2018/04/05
バイオリン応援団☆いちろーたです。
10年以上使っている「Mooradian」のケース
外についているポケットがほつれてしまったのを
母に頼んで縫ってもらいました。
そうしたら、母が取り出したのはなんと
いちろーたが小学生の時に家庭科で使っていた裁縫箱。
針や糸ってきちんと保管しておけば、すぐ使えてしまうんですね!!
いやぁ、おどろいた。
★Invite what you care about★
(あなたの大切なものに招待する)
「4指が動かしづらい」というあなたのために。
4指。小指のことですよね。
小指にどんな想いを持っていますか。
「動かしづらい」
「細い」
「短い」
「力がない」
まだありますか?
この際なので、全部書きだしておくといいですよ。
さあ、ここまではウォームアップ。
さて、質問です。
「4指が動かしづらい」と思う時に
小指に何をさせようとしていますか?
小指以外の指には何をさせていますか?
肘は?
肩のまわりは?
……フィンガリングの目的は、指を動かすことではありません。
弦の振動する条件を整えるために、指で弦にどう触れるか選んで遂行することがフィンガリングの目的であり、使命です。
指を動かす時に
「動かしたい指だけを動かす」
と思っていると、カラダは本当に指だけを動かそうとします。
どういう意味かというと、
「小指だけを動かす」
と思っていると、小指以外を固定しようとします。
じっさいのところ、音楽に悪影響が出ない程度なら、
「動いてほしい小指」以外のものが動いてしまってもいいんですよね。
騙されたと思って、実際に動きを比べてください。
動きA「小指だけ動かす」
動きB「小指を動かす時、必要なものは全部いっしょに動いていい」
どちらが音楽を生み出す気持ちを助けてくれるでしょうか。
実際に、動かしやすさとしては、どちらが優れていたでしょうか。
ぜひ遊び比べてくださいね。
●今回の課題
小指の動きに全身を招待する
今回のアイデアの元にしたのは
”Invite what you care about”
キャシー・マデン先生の言葉です。
ある教えをマスターしたいなら、徹底的に自分の身で読むのだ。