フィンガリングの「ふわふわ」と「ガッチリ」を使い分けられていますか?
いちろーたです。
弦楽器のフィンガリングには、「ふわふわ」&「ガッチリ」の両立が必要です。
相反する「ふわふわ」と「ガッチリ」の使い所を間違えてしまうと、
指が動きにくくなって、リズムや音程に狂いが出るだけでなく、
音色の多彩さも失われて、貧弱な表現になってしまいます。
先によくある勘違いを書きます。
・指を弦にガッチリ押し付ける
・音程を取る動きは、狙ったルートからフワフワ外れる
本来は、次のようにあるべきです。
・フワフワ軽い動きで、指が弦を止める
・音程を取る動きは、通りみちをガッチリ狙い通りに通る
……ただし、気をつけたいことがあります。
「フワフワ」とか「ガッチリ」というのは、動きの命令文としては望ましくない表現です。
あくまでも、「動詞」を使うことを意識してください。
そして、動きには方向性が必要です。
方向性とは、
・何が?
・どこから?
・どこまで?
・どうやって?
・どうなってほしいか?
ということです。
フィンガリングであれば、
・《次の音のために使う指》の、どの部分が?
・いまある場所から
・《次の音のために選んだ弦》の、選んだ部分まで
・どういう通りみちを通って
・たどりつく
という具合です。
ただ、これはあくまでも一例です。
こんなブログ記事もあるので参考にしてください
→指ふわふわエクササイズ(YouTube動画もあります)
良い方向性とは、あなたにとって、迷いなく動ける表現です。
迷いなく動ける方向性を見つけることが、練習の本質です。
このように取り組んでみると、遠回りなようですが、
難しいフレーズであっても、簡単なフレーズであっても、
音楽的にもイキイキとした表現ができるようになっていきます。
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