あなたを動かしているのは誰?【奏法リノベーション365】Vol.4

2015/03/31

あなたの演奏をイキイキと蘇らせる《奏法リノベーション》アドバイザー
バイオリン応援団☆いちろーたです。

突然ですが、「あなたの創造性を引き出すカギ」についてお話しましょう。

前回は、演奏するときにあなた自身に注意を向けて欲しいという話をしました。
覚えていますか?

「さあ、いまから、何をするんだっけ?」

と自分に問いかけたくなったときに、思い出してほしいことがあります。

それは、あなた自身がもともともっている「協調作用」のことです。

わたしの言う「協調作用」とは、
わたしたちの身体が直立二足歩行をできるようにしている仕組みのことです。

ものすごくシンプルに言うと、
「頭と脊椎」が全身の動きを変える影響力を持っているということなんです。

この「頭と脊椎」という軸骨格を中心とした「動きの仕組み」のこと、
自分の全部がうまく機能するようにしてくれる調整機能のこと、
これを「協調作用」と呼ぶことにしています。

この「協調作用」のことは、世界中でいろんな呼び方がされています。

全身の動きをコントロールしてくれる一番最初の原動力とも言えるので
「プライマリー・コントロール」と呼ぶ人もいます。

中心軸にあって、全身の動きに対して支配的な影響力を持っていることから
「セントラル・コーディネーション」と呼ぶ人もいます。

この「協調作用」を、フル活用することが
演奏において創造性を引き出すカギとなります。

このカギの存在を思い出して
いつでもどこでも使えるようにしてゆくことが
《奏法リノベーション》の大事な基本です。

このメール講座「奏法リノベーション365」では、
奏法を根本から支える、この協調作用が働くとどうなるのか、
協調作用を邪魔するとどんなことが起きるのか、

具体的なレッスン事例や、
その裏側にある原理などを解説しながら、
コツコツと繰り返し練習ができるようにご紹介してゆきます。

あなたは、誰の言うことを聞いて動いていますか?
あなたは、自分がやりたいことをやるために、何と言っていますか?

《協調作用》という「できる仕組み」があることを思い出しましょう!

生まれてから3年かけて、わたしはどれほどのことを自分で身につけただろうか?
その後も、ずっとずっと、どれほど多くのことを学び取って自分のモノにしてきただろうか?

その能力を、「本当に自分のやりたいこと」のために使えばいいんです!

「どうせわたしにはできない」は、できる自分を否定し混乱させます。
「やりたい、でも……」は、できる自分に「できない理由」を無限に見つけさせる呼びかけです。

自由になるには「できる」と信じて応援してくれる仲間や指導者を見つけることです。

励ましばかりでなく、ときには叱ってでも応援しあうコミュニティを選ぶか、
ただ慰め合うだけのコミュニティを選ぶか、

それもまた、あなたの自由です。

さて、次回は、バイオリン演奏に欠かせない
大事な3つの秘密……なぜか、どの教則本にも書かれていない3つのことについてお届けしましょう。

-冒険を楽しむメンタル・考え方