呼吸は、バイオリンを演奏する人にとって、もっとも軽視されがちな活動のひとつです。
呼吸法を授けてくれるバイオリンの先生が少ないのも事実です。
バイオリンの練習とは関係ない時間を使って、呼吸に意識を向けて見る時間を作ってみませんか?
そこで、今回は、
本もスマホも読めない満員電車でできる
呼吸のトレーニングを紹介します。
自分が、どこから押されているか、発見しましょう。
どこから押されているか、
どこへ押し返しているか。
これがはじめの一歩。
つぎは、
押し返すのをやめてみましょう。
押されたら、そのまま押されっぱなしになりましょう。
ほかの人に、押された力をそのまま伝えることになっちゃうかもしれませんが、
わざと押すのではありません。
押されたから、逆らうこと無く、押されたままでいるだけです。
……
では、自分の呼吸はどうでしょうか?
まずは、吐くときに注意をはらいましょう。
吐くとき、どこが、どううごいているでしょうか?
動いていないのはどこでしょうか?
動いていない場所も、吐くことに協力できるとしたら
どんな吐き方に変わるでしょうか。
☆おまけ☆
吐ききると、吸うことは自動的にカラダがやってくれます。
ギュウギュウに押されている状態でも、
どうにかして肺に空気が入ってくるようにできています。