図書館では子ども向けの絵本のコーナーにおいてあるかもしれません。
でも、とんでもない勘違いですよー!
ちょっと風変わりな絵と、
楽器と奏者のぼやきが聞こえてくるテキスト。
これは立派な、オトナ向けの絵本ではないでしょうか。
たとえば「ヴァイオリン」……
弦をふるわせ――それが私らしいところなんですが――弓がしなやかに動き、ヴァイオリニストの指が、私の首のところをすばやく上下に動くと、私のからだからはメロディーがあふれでて、あなたの心を乱し、血をさわがせてしまうのです。
『ワニのオーケストラ入門―絵本』より
どうです?ステキでしょう?
でも、こんなことも書いてあります。こまっちゃいますね(^o^;)
私はときとして、いったいほかの楽器が必要なのかしら、とまで思うことがあります。どうして交響曲が、ヴァイオリンのためだけに作曲されないのかしら? これは、一度じっくり考えてみる必要がありそうです! ほかの楽器なんか、いったいいるのかなあ。私のこの意見、まちがっているでしょうか?
『ワニのオーケストラ入門―絵本』より
他の楽器の皆さん、ごめんなさいね。
ぼくはわりと、無伴奏ヴァイオリンの世界が好きだったりします(^u^)