昨日のメルマガでは
↓↓こんなことを書きました↓↓
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『夏』といえば、なにを思い浮かべますか?
ひとくちに夏といっても、思いうかべる情景はひとそれぞれですよね。
これって、演奏の時にすごく大きな助けになりますよ。
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はてさて、何がどんな助けになるのでしょうか?
この話のカギは、「抽象化と具体化」にあります。
言葉は、物事を「抽象化」をする性質を持っています。
言葉というのは、現実世界のできごと、わたしたちのなかに起こっていることの
一部を切り取って扱えるようにするための道具だからです。
演奏するときに、楽譜には作曲者や編曲者の思いが、音符や言葉によって記されています。
フォルテ、ピアノ……
それぞれ、《どんな》フォルテなのでしょうか、《どんな》ピアノなのでしょうか。
そのフォルテの源は、なにもののどんな働きが、どんな強さをもたらすゆえでしょうか?
そのピアノは、どんなできごとの最中にある静けさなのでしょうか。
言葉は、物事のある一面だけを切り取るものです。
このことを、いつでも思いだしてみてくださいね。
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