この春、センパイになるみなさんへ……「教える」って素敵なことです

2014/07/16

この春センパイになる皆さん、おめでとうございます。
新しい自分に出会う日々の始まりですね。

そして、あたらしい活躍の場に飛び出すみなさん!
はじめてセンパイと呼ばれたドキドキを覚えていますか?

 ボクがはじめて「先輩・後輩」の関係を意識したのは、高校生になって、オーケストラに入った時のことです。

 なかでも、いちばんドキドキしたのは、いよいよ後輩を迎えるという高校2年生になる時でした。いまからン年前の話ですけどね。たとえば、こんなドキドキがっ……!

「どんな後輩が来るんだろう?」
「自分より上手な後輩に教えられるのかな?」
「言うことを聞かない後輩だったらどうしよう?」
「《わからない》って言われたらどうしよう?」
「後輩が入ってこなかったらどうしよう?」
「共通の話題がなかったらどうしよう?」
「無視されたらどうしよう?」

orchestra

 いま思い出してみても、ちょっとドキドキが蘇ってきます。

 ドキドキにいいも悪いもないのだとは思いますが、「わー、どうしよう!」ってなっちゃって、何も手につかなくなるのも困りますよね。何も手につかない状況が楽しい場合もあると思いますけども、勉強や仕事、楽器の練習もあるでしょうし、やっぱりやりたいことをやれるような自分でいたほうが未来は明るいはず!

不安なことを書き出してみよう♪

 不安な気持ちを消し去るために、ものすごーく簡単な方法があります。

 必要なのは……紙とペン!

 紙は、1枚とか2枚ではじめられます。ペンでなくて、鉛筆やシャーペンもおすすめです。芯が減っていって手応えが変わるのは、いい刺激になりますよー☆

 ひたすら、思い浮かんだことを書き出していきましょう。ネガティブなことでも、ポジティブなことでも。

 大事なことを書き忘れました。書いたものは、誰にも見られないようにしましょう。

 ボクは高校生の頃、自分の部屋がなかったのですが、勉強机だけはありました。秘密のことは、勉強机に向かって書いたりしていました。

次回もお楽しみに

 ということで、春休みシーズン突入しましたので、はじめてセンパイになるみなさんを応援する気持ちを込めて「教えるときに、こんなことを気をつけるとイイよ」「ぼくは、こんなことに気をつけながら教えていますよ」ということを、何回かにわけて書いてみますね。

 読者のみなさんの「こんなときはどうすればいいの?」ということにも、お答えしたいと思っています。気になることがあったら、ぜひFacebookページにコメントくださいね。バイオリン応援団*自然な動きで弦楽器演奏を極める Facebookページ

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