BodyChance受講記録 音楽プロBodyThinking「肘」 2013年12月13日(金)キミコさん 《その3・肘の動きを演奏に応用するには?》

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BodyChance受講記録 音楽プロBodyThinking「肘」 2013年12月13日(金)キミコさん
《その1・肘を見てみよう》
《その2・形からわかる動きの可能性》
……の続きです。

 ここまでに見てきた「肘の動き」を演奏に応用するには、いったいどうしたらよいのでしょうか?

作戦その1「リーディング・エッジを使う」

 リーディングエッジを使いましょう。リーディングエッジというのは「動かそうとするモノの輪郭」のことです。

 リーディングエッジを使うということは、「動かそうとするモノの輪郭が、どう動くかを思い浮かべよう」ということです。ちょっと例をあげますね。

 簡単な実験をしてみて欲しいんですが……紙に字を書いてみてください。ペンでも鉛筆でもいいです。紙に自分の名前を書いてみましょう。書けましたか?……では、次にリーディングエッジを使って自分の名前を書いてみるとどんな違いが起こるか、実験して見つけてみましょう。

リーディングエッジを使って【名前を書いてみよう】

 まず、これから使う筆記具(ペンや鉛筆など)を見ます。そして、持ちます。

 持っているのがペンなら、ペンの中にあるインクを思い浮かべてください…そして、インクがペン先を通って紙に乗り移っていくということを思い浮かべながら、名前を書くためにペン先を動かしましょう。

 鉛筆なら、鉛筆の芯の先っぽを思い浮かべましょう。鉛筆の芯は、黒い小さな粒の集まりです。その小さな粒が紙に移っていく様子を思い浮かべながら、名前を書くために鉛筆を動かします。

 リーディングエッジを使ったときの名前の書き方と、特に何も気を付けなかったときの名前の書き方では、どんな違いがありましたか?書きあがった名前を見比べてみると、どんな違いがありますか?書いていたときの、心地良さや書くスピード、体の疲れ具合はどう違いましたか?

 これが、バイオリン演奏の場合にも使えます。

 楽器を構えるときに、楽器の輪郭が自分の方へ向かってくると思って腕を動かす。

 弓を構えるときに、弓の毛が弦に向かっていくことに腕がついていくと思って動く。

 フィンガリングをするときに、指先が弦・指板へ向かっていってとまると思って動かす……指板から離れ、弦からも離れるとおもって指先を動かす。

 試してみましょう。そして、これまでやっていた動きと何が変わるかを見つけてみてください。

 私のレッスンでは、こうしたことをさらに詳しくお教えします。ご興味のある方はご予約ください。

続編……

作戦その2「床、地面からのサポートを使う」
作戦その3「頭が動ける……自分全部がついてくる……を使う」

……続きはまた今度。

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