
弦楽器のトリルは、「指で弦に触れる」「弦から指を離す」という2つの動きの組み合わせで実現できます。前後の指の組み合わせによっては「ひとつの指は弦に触れたまま」「新たに別の指を弦に触れさせて、離す」を繰り返して行うことをしています。
大きな勘違い!!!「指を置いたままにする」のは「指を動かしてはいけない」とは違います
思い出してみてください。トリルがうまくいかないとき、速いパッセージがひけないときのことを。ひとつの指を弦に触れさせたまま「動かしてはいけない」とおもってしまっていませんか?
トリルでも、速いパッセージでも、指は動いていいんです。弦のある範囲内に触れてさえいれば、ある一定の音程に聞こえさせることはできますよね。
音程の許容範囲を決めてみよう
指で弦を触ろうとするときに、「ここからここまでの範囲を押さえられれば85点」「ここからここまでを押さえられたら1000点ボーナス!」みたいに考えてみることを試してみて欲しいんですね。
なんでかというと、弦楽器奏者の人が指で弦に触れるときって、《正しい音程》のことを弦の上の「点」だと思っていることが多いみたいなんです。物理のテスト問題に出てきた「大きさのない点P」みたいな訳の分からないあれ。ワケがわからない実体のない考え方って、強力な毒です。もちろん使い方によっては薬にもなるんですけど、基本的には毒になる考え方じゃないでしょうか。
ですから、音程のことを考えるときには「このへんを触れたら、80点で合格!」「これだと別の音程に聞こえちゃうけど、タイミングがあってたから50点。次回は動かし方を変えてみましょう!」みたいに思ってみるといいんじゃないかと思うわけです。
速いパッセージでの脱力をどうすればいいのか
1つは、さっき書いたように、音程の許容範囲をハッキリさせること。速いのだから、採点を甘くしてもイイかもしれないですね。
2つ目は、指を動かしてから指が弦に触って振動が変わるまでの、時間差があるということを知っておくこと。これは忘れがちです。「《動かしている指》以外は動いてはいけない」と思い込んでいる場合には、このワナにはまり込んでいて気づきもしないことがあります。動かしている指以外の指も、今の動きを助けつつ、その次の動きがいつでもできるように心構えだけはしていていいんです。
3つめは、2つ目と関係があります。ゆっくり練習してみることの意味と関係するんですが、一つずつ動きを終わらせてから、次の準備を始めるということです。多くの失敗は、動作をつなげることばかり考えてしまって、もともと必要な一つずつの動きのことを確かめないために起きる失敗であることも多いです。速く練習しようとして、もやもやするとかイライラするという場合は、この3つ目のことを無視した練習になっている場合がありますんで、気をつけて自分のやり方を観察してみましょう。
コツというか、お説教っぽくなってしましました。やってみてなにか気づいたことがあったら、ぜひFacebookページにコメントください。お返事いたします。
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