「全身で演奏する」ってどうやるの?【壁歩きエクササイズ】で足腰を演奏に参加させよう《弦ラク・エクササイズ 07》YouTubeあり

2017/09/18

 バイオリン応援団☆いちろーたです。

 演奏するとき、「全身を使いなさい!」っていうアドバイスを受けたことはありますか?

 ところが困ったことに、全身を使えるために、どうやればいいのかを教えてもらえることは、あまりありません。

 今回は、「全身を使って演奏する」ということを、立って演奏しながらやってみるエクササイズのひとつをご紹介します。

 出したい音を出すために、弓の毛が弦とこすれあう。そのための弓のさおを動かす。

 弓と楽器が自由に動けるのは、ふれあっている指が動けるから。そして指を運んでくれる腕が自由に動けるから。そして、腕がぶら下がっている胴体が行きたい場所に行けるのは足が運んでくれるから……と思い描いている頭が、首の上にあって自由に動けるからなんです。動く必要はないです。「動くことができるんだ」ということを、自分で自分のカラダに言い聞かせてあげましょう。

いちろーた・メソッド《弦ラク・エクササイズ》とは?

 私・バイオリン応援団☆いちろーたがアレクサンダーテクニークを学びながら弦楽器演奏への応用を研究するなかで得たアイデアを実際の演奏の場面で使えるようにトレーニングするための《楽器演奏がラクになるエクササイズ》です。

カベ演奏エクササイズです!

ステップ1. 壁に背中を当てます

 壁がなかったら柱でもいいです。間違ってもたれかかっても安全なものに背中を当ててください。

ステップ2. カベを押さないように、ヒザを上に持ち上げます

 ヒザを上に持ち上げるときに、カベを後ろに押さないようにしましょう。そして、足の裏は床から持ち上げていいです。

ステップ3. 歩きます

 カベを押さずに足を挙げられるようになったら、その脚のあげ方で歩きます。

ステップ4. 演奏しながら歩きます

 今の歩き方をつかいながら演奏します。

ここまでです

 演奏をする前に、脚の上げ方を丁寧に繰り返しておくのがポイントです。

 大事なのは股関節なんです。脚の上げ下げ、ひざの上げ下げをしていたとき、胴体と脚とのあいだにあって、動いていた場所のことはなにかわかりましたか?

【上級編】歩かずに演奏してみる

 カベに背中をつけたまま、でも、背中でカベを押さないようにして……楽器を持ち上げる、演奏するをやってみましょう。

 これは、歩きながら演奏するのとは違ったことが起こります。きっと人それぞれに見つかることは違うはずなんです。なにか気づけましたか?ぜひ教えてくださいね。

-エクササイズ・体操・ヨガ