ジュリア・キャメロンの提唱する「モーニングページ」を朝やる理由について、ピアニスト・かおりさんが紹介してくれました

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朝いちばんに書くことで、私たちに立ちはだかるその日の轍を脇に置くことになるのです。ガードから逃れて、私たちは正直になります。”調子どう?元気よ”のような一般的な答えの代わりに、もっと詳しくニュアンスに富んだ答えが出るのです。
ジュリア・キャメロンの言葉 49 2013.9.17.のブログより | ピアニスティックノート Pianistic Note

 先日書いた記事で、モーニングページのことを紹介しました。ただ、紹介のしかたがあまりにも中途半端だったので、もう少しだけ説明したいと思っていました。

 「ピアニスティックノート」を書いているかおりさん( @kaorilavender )はピアニストです。彼女と出会ったのは、アレクサンダーテクニークのクラス。はじめてお会いしたのは、ジェレミー校長のクラスで通訳してくださっていた時だったでしょうか。ちなみに、ジェレミーはBodyChanceというアレクサンダーテクニークのスタジオの校長です。

 何回かお会いするうちに、かおりさんのほうが私のことを覚えてくださっていて、Twitterでも交流をするようになっていました。

 アレクサンダーテクニークを学んでいると、いろんな人の深い悩みや、人生観に触れることがあります。

 たとえば、職務上の人間関係に悩む人が「どうやって、その場の苦しい思いをやり過ごせるか」というお題をレッスンしてもらいにくることもあるんです。



 あれっ、なんでこんなことを書いてしまったんでしょうね。

 ああ、ひとつ書きたかったことを思い出しました。

 いつのことだったでしょうか。ある日のグループレッスンで、かおりさんがベートーヴェンを演奏したことがありました。私はそのレッスンの様子を、かおりさんの右側・真横から見ていました。

 BodyChanceの目黒のスタジオには、アップライトピアノが1台あります。一見何の変哲もないピアノです。ですが、演奏する人のことを映し出す鏡なんですね。

 レッスンの始まりの演奏と、レッスンが終わる直前の演奏とでは、まるで違ったんです。

 ベートーヴェンの魂と、かおりさんの魂が、ピアノの中で仲良く喧嘩して、僕のことを掴んで離さないんです。

 かおりさんが奏でるピアノと、ぼくが戯れに鍵盤を叩くのとでは、まったく違う音がするんです。でも、僕が本気でそのピアノを知ってみたいと思って鍵盤に触れると、自分でも思って見なかったような音色が生まれるんですね。

 そのレッスンで、かおりさんが何を言われていたかというと「もっと腕を使っていいんだよ。鍵盤を動かしているのは指だよ。だから、腕ぜんぶ・自分全部を使いまくっちゃいなよ」…だったと記憶しています。表現のコトをとやかくいうのでなく、演奏のために必要な動きをやりまくってごらんよという提案だったことが、僕にとってびっくりなことでした。

 でも、後になって考えてみると、僕の先生(カナメ先生)がいつも言っているのは具体的な動かし方のことなんですよね。「弓を何センチ使いなさい」「スルタストなら弓を何度くらい寝かせて」……

参考

Kaori Kitagawa (kaorilavender)さんのTwitter
ピアニスティックノート Pianistic Note Kaori Kitagawaさんのブログ

 「もしかして、いま、本当にやりたいことをやってないかも」と、悶々としていて、何から始めたらいいかわからない人にオススメします。

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