『腕』が生まれ変わる!弦楽器奏者のよくあるカン違い。まずはこの3つを知ろう♪(その1・腕の付け根)

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 この春、後輩を迎える学生オーケストラのみなさん!

 弦楽器奏者にとって、この3つを知っているだけでラクになるということを簡単に紹介します。筋トレや基礎練習をする時間のうち5分間だけでも、この3つの勉強・脳トレに使ってみてくださいね。

 1回めの今回は「腕の付け根はどこ?」です

腕は鎖骨からはじまる!

IMG_7083.jpg -  Jeremy Down the Drain: His arm broke owing to a bone cyst, the result of malnutrition.

 弦楽器奏者の、ほとんどのひとがカン違いしていることのナンバーワンは、腕の付け根がどこにあるか、です。

腕の付け根をみつけよう

 腕の付け根とは、腕と胴体のつなぎ目でもあります。腕と胴体のつなぎ目を見つけてみましょう。一人でもできますよ。

 右手で左の鎖骨のあたりをさわってみましょう。鎖骨を肩のほうから、胸のまんなか・のどのしたのほうへ向かって、なでてみましょう。鎖骨は胸のまんなかあたりで終わります。この鎖骨が終わったところが、腕の始まるところです。

 反対側も試してみましょう。左手で右腕の付け根をみつけます。

鎖骨で遊ぼう!

self portrait

ゲーム1「普通に腕を動かす」

 初めは、ふつうに、普段と同じように腕を動かしてみましょう。鉛筆で字を書いたり、楽器を演奏してみましょう。

ゲーム2「鎖骨を固定する」

 つぎに、鎖骨を絶対に、1ミリも動かないように腕を動かしてみてください。鎖骨を1ミリも動かさないようにして、鉛筆で字を書いたり、楽器を演奏してみましょう。

ゲーム3「鎖骨を動かしてもイイ」

 最後は、「鎖骨が動いてもイイ」とおもって、腕を動かしてみましょう。そして、鉛筆で字を書いたり、楽器を演奏してみましょう。

 3つの鎖骨の動きを体験してもらいました。それぞれどう違ったでしょうか?動きの速さはどうですか?動かしやすさ、疲れ具合はどうでしょうか。

 2つ目は、「腕の付け根は、胴体から細く伸び始まった場所」と思って動かしているのと似ています。

 3つ目は、「腕の付け根は、鎖骨の付け根」と思って動かしているのと似ています。

 どちらのほうが演奏しやすいか。どちらのカラダの使い方のほうが、気に入った音がでるのか。もしかしたら、想像をこえる素敵な音が出るやり方はどちらだったけでしょうか。

 次回は、2つ目のカン違いを変えるアイデアをご紹介します。

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