いちろーたです。
「傘をさすことで見えてくるもの」
雨が降ってきました。
傘をさしますか?
ところで、傘の「上」はどちらでしょうか。
杖なら把手が上に来るように持ちますから迷うことはないかと思います。
でも、傘はどうでしょうか?
なんでこんなことが大事か。
モノには必ず向きがあります。
いいえ、正しくは道具を使う私たちには必ず目指すものがあります。
目指すものがあるということは方向があるということです。
「向き」=「方向」
目的を持つことは、方向を修正するために必要なことです。
どこを目指すか何を目指すかが大事だからです。
気分転換のお散歩なら方向は必要ないでしょうか?
いいえ、必要です。
いつ散歩を終えてどこに戻るかというゴールが必要ですよね。
弓って、どっちが「先端」?
傘に似たものがあります。
演奏のために手にする弓です。
どちらが「上」か。
あるいは、どちらが「先端」か。
アップとダウンでは真逆ですね。
普通な弓づかいとコルレーニョでは毛とスティックの上下関係も変わりますね。
この刻刻と変わりゆく弓の方向について
どうぞ考えてみてくださいね。
くれぐれも、傘をさしながらの考えごとはいけませんよ。
進む方向のことを見てくださいね。

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