バイオリン応援団☆いちろーたです。
台風が来ています。
体調の優れない人も多いようです。
わたしもそのひとり。
と言っても、わたしの場合は気圧とかのせいでなくて、母方のおじが送って来た南蛮(辛いシシトウ)にガブリとかぶりついたせいだと思うんですね。食べて飲み込んだとたんにシャックリが出て、そのままグッタリと寝込んでしまいました。
さて。
雨の日はバイオリンが鳴らないという言い方をする人がいます。実際にはどうなのでしょうか。
ひとつ言えることは、環境条件が違うのだから同じ弾き方をしても、同じように響くわけがない、ということです。
楽器の状態も、弓の毛の状態も、奏者も聴衆も、空気も、まるで別ものなのですから。
雨なら雨の弾き方をすればいい、ということになるわけです。
でも、実際に何をすればいいのでしょうか。
《今、この状況で、どんな音が聞こえるだろうか》
こう問いかけを持って、音楽を始めるのです。
雨が降っていても、晴れていてもこの問いかけは変わりません。
「いまの私が、この状況のなかで楽器にきっかけを与えたら、この楽器はどう応えるだろうか」
という観察をすることだとも言えます。
これは天気に合わせた弾き方をマスターしたり、演奏会場の広さに合わせて弾き方変えたり、という「状況に合わせた弾き方を選ぶ」とは似ているようで異なるアプローチです。
音楽には約束された結末がありません。
次の瞬間を迎えるためにどう音を紡ぎ出すか。
こうして一瞬一瞬に挑戦をして行こう!
そんなことを思いながら、雨の音を聞いています。
(2017.9.17記す)
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