痛みを消したいバイオリン奏者へ。
首とか手首とか、カラダの不具合のこと。
医者にかかって治るものなら治してもらえばいいんです。ただ、症状の引き金になったものって、多くは使いかたに由来するんです。
すると、多くの人はこう言います。「演奏中に体のことなんか気をつけていられないよ」と。
私は言いたい。「だから、痛くなるんです」「だから、故障するんです」と。
あなたは演奏中に、何に気をつけているのか?
その「気をつける」ことも、「演奏する」ことも、やってくれているのはカラダです。
もしも、あなたがカラダに気をつけられないでいるなら、カラダを使う活動のすべてに気をつけることができていないことになります。これは極論でしょうか?
はじめに気をつけるべきは、自分が自分自身をどう使おうとしているかではないでしょうか?