「ことばの魔力、魅力」〜あなたの演奏が変わる!心を動かす!ことばの使いかた

ことばには、人を惑わし、引きつける不思議な力があります。
ことばには、人の心をひきつけて夢中にさせる力があります。

ことばって、おもしろいなぁと思いませんか。

ことばの「魔力」と「魅力」

漢字をよく見てみると、このどちらにも「鬼」が住んでいます。

あらためて、ことばの使いかたについて、勉強をはじめたところです。

今回のテーマは、レッスンで生徒さんといっしょに考えるテーマでもあります。

「動ける」と「動かす」の違いについてです。


motion makes music

「動ける」と「動かす」の違いとは?

「動ける」と「動かす」は、別の動詞です。知っていましたか?

否定形を比べてみる

動詞の違いというのは否定形にしてみるとよくわかります。

動ける→[否定形]動けない
動かす→[否定形]動かさない

動けない……動きが起こるようなことをしているにもかかわらず、動きが起こっていない。あるいは、動きが起きてほしいけれど、なにもできずにいる。

動かさない……動きが起きるようなことをしない。

2つの動詞の違いを、ぼくはこんなふうに捉えました。みなさんはいかがでしょうか?

もともとの意味を確かめておこう

元々の動詞は……
動ける→「動く」
動かす→「動かす」

この2つの動詞は、似ていますが、微妙にちがう印象を受けます。
辞書を引いてみましょう。何と書いてあるでしょうか?

うご・く【動く】
[動カ五(四)]
1 ものの位置が変わる。移動する。「雲が―・く」「―・かないでここで待ちなさい」
2 地位などが変わる。異動する。「職場を―・く」「別のポストに―・く」
3 もとが固定しているものの一部が揺れたり振れたりする。「風で木の葉が―・く」「歯が―・く」
4 からだが活動する。ある働きや反応を示す。「腕がしびれて―・かない」
5 物事の内容・状態が変わる。変化・変動する。「相場が―・く」「世界は激しく―・いている」
6 他からの作用・影響を受けて、心に変化が生じる。心が動揺する。「決心が―・く」「食指が―・く」
7 目的をもって、ある行為を行う。活動する。行動する。「黒幕が―・く」「警察が―・き出す」「人の指図で―・くような男ではない」
8 機械などが作動する。機能を発揮する。「時計が―・かない」「工事が終わって電車が―・きはじめた」
9 (「うごかぬ」「うごかない」などの形で)変わることがない。確実である。「―・かぬ証拠」「彼の入閣はもはや―・かない」
[可能]うごける
うごく【動く】の意味 – 国語辞書 – goo辞書

うごか・す【動かす】
[動サ五(四)]
1 物を他の位置に移したり、占めていた位置を変えたりする。また、配置・地位などを変える。「箪笥(たんす)を―・す」「人事部から経理部へ―・す」
2 もとが固定しているものの一部を揺らす。震動させる。「風が梢を―・す」「首を左右に―・す」
3 機械などを作動させる。「モーターを―・す」
4 物事のようす・状態・内容を変える。「市民運動が社会を―・す」「―・しがたい証拠」
5 人の心に訴えて感動させる。気持ちをゆすぶる。「名演説に心が―・される」

㋐自分の目的にかなうよう人を行動させる。「思いのままに人を―・す」
㋑ものを有効に機能させる。運用する。「裏で金を―・して工作する」
[可能]うごかせる
うごかす【動かす】の意味 – 国語辞書 – goo辞書

どうやら、

「動く」は、「何かが変わったのが見える」ということであり、
「動かす」は、「何かを変える」ということのようです。

このように考えてみると、

「動ける」=「動くことができる」ということでもあり、その結果として「変化が見える」ということも含む……という意味付けをすると、ぼくとしては腑に落ちます。

いっぽう、

「動かせる」=「動かすことができる」ということですから、「変化をゆるす」ということばに言いかえることもできるんだなぁと納得しました。

「動ける」=「変化を受け入れよう」という自分への呼びかけ!

今回こんなふうに考えたのは、『頭が動けて、自分全部がついていく』という自分への呼びかけについて、言葉の意味から考えてみたかったからです。

その結果、
「動けるようにする」とは、「変化を受け入れよう」ということなんだと気づきました。

そして、「変化をさせちゃいけない」と思って踏ん張っていることを、自分のなかに見つけて、無用な踏ん張りをやめてゆこうということでもあると気づきました。


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