【バイオリンの魅力の秘密とは?】……奏でること、手でさわることが奏者たちに起こす変化について考えてみよう

2014/07/15

バイオリンは、触覚的な楽器であると、メニューインは言いました。

さらに、メニューインは、触覚的な楽器であるゆえに、子どもにとって最良のパートナーであるとも言っています(メニューイン著『ヴァイオリンを愛する友へ』)

なぜ、メニューインは、そこまでのことを言ったのでしょうか?
そのこだわりの謎を解くヒントが、見つかるかもしれません。

――私たちの手や頭というのは 触れられる物について 考え 扱うことに 最適化されています――ジェームズ・パッテン(James Patten)

デザイナでありTEDフェローであるジェームズ・パッテンは「コンピュータは驚くほど強力な創造的表現の道具」だと言います。しかし現在我々はコンピュータとの対話を主にキーボードやタッチスクリーンに頼っています。パッテンはこの気の利いた講演とデモを通し、デジタルの世界で自分の考えやアイデアに命を吹き込むための、もっと直感的で身体的な方法を考察します。コンピュータインタフェースを画面から外に出して、手でいじれるようにするのです。
最高のコンピュータインタフェースは手かもしれない | Talk Video | TED.com

手が見ている世界

メニューインはどんなバイオリニスト?

YouTubeでいくつか演奏を見つけました。

▼ベルリン・フィル&チェリビダッケとのリハーサル(ブラームスのバイオリン協奏曲)

▼フルトヴェングラーとの共演シーン

▼こうした指導書を残しています

-メニューイン《ヴァイオリンを愛する友へ》