【レッスン受講記録】《世界一音を出すのが難しい楽器》を操るアイデアを授かる

 先日につづき、バジルさんのグループレッスンを受講してきました。今回は私を含めて3名。一人ひとりにとって濃密な時間となりました。少人数でのグループレッスンは大人数でのレッスンとは異なった雰囲気があります。どちらも意義深い学びを得ることができます。1つの事柄を深く掘り下げてゆくか、多くの事象・学習過程を観察しながら自分に必要な原理の応用を見つけていくか……どちらも楽しいものです。

 今回は、バイオリンを演奏することについて、アレクサンダーテクニーク教師であるバジルさん、そして、スタジオで学ぶ生徒さんとともに学びました。グループレッスンを始めて60分くらい、生徒さんのやりたいことが一回りした後に、なにか見てもらおうという気になりました。

バジルさんとの会話・1〜お腹も演奏に参加させる

いちろー:(座ってチューニング。右手は弓で開放弦をこすりながら、左手はペグを回している)
バジル:お腹から下ですね。これも共鳴空間として仲間に入れてあげてください。バイオリンの裏板あるでしょ、英語ではbottomというんだけど。(細かいパッセージ)チョコマカやってるやってる時にも、それに乗っかってると思ってひいてみて。そうそう。それです。

 カラダのうち、お腹も空間です。共鳴体として活用できたら演奏が変わります。ここまでで5分!自分では、カラダの動きに自由さが増えました。聞いてる生徒さんは「うわ、音が変わったね」とうなづいていました。

バジルさんとの会話・2〜音程は外れて当たり前?!

世界一難しい楽器ホルンを扱う心構え

 「音程は外れて当たり前」……これが、世界一難しい楽器といわれているホルンの奏者としてのバジルさんの格言(?)です。かなり強力な言葉ですね。バジルさんは、ホルンで音を出すときの心構えを教えてくれました。「出したい音をイメージする」「その音のための条件を整える」「振動体を震わせる」そして、最後に「出た音を聞く」です。あまり込み入ったメカニカルなところには立ち入らないのだ、と。

じゃあ、バイオリンを扱う心構えは?

 バイオリンを演奏する場合、音を出すためにすることは「出す音をイメージする」「弦の条件を整える(主に左手の仕事)」「準備された弦を振動させる(主に右手の仕事)」「出た音を聴く」だといえます。この、《音を出すための行程》の順序を間違えたり、どこかで不備があると満足な結果が得られないことになります。

 バイオリンの場合、弦をチューニングしておいて、弦のある一点を指で押さえておいてこすれば、一定の音程で演奏できる……という思い込みがあります。でも、これって幻想なんですよね。実際には、ひいてみないとどんな音程になるかなんてわからないことです。弾いた瞬間に弦が切れるかも知れないし、ゆるんで音程が狂うかもしれないわけです。

バイオリンはブラックボックス!

 そこで、バジルさんは「バイオリンはブラックボックスだと思ってひいてみて」と提案してくれました。すごくいい!

ブラックボックス【black box】 

暗箱と訳す場合もある。制御工学では,加えた入力に対して出力は観測されるが,入力と出力の間の因果関係が正確には表現されていない制御対象をいう。
ブラックボックス とは – コトバンク

バジル:ブラックボックスってのは「こうやってみよう」「おおっ!こんな音が出てきた!」っていうことね。弦楽器の演奏って腕動かしたりとか、基本的に眼に見えることが多いんですけど、バイオリンが実際に音を出す仕組みも含めて考えると目にみえないことっていっぱいあるでしょう?

 なるほどです。このレッスンであまりにも多くのことを刺激として受け取ってしまったので、この「バイオリンは優秀なブラックボックス」ということについては時間をかけながら考えてみます。

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