アレクサンダー・テクニーク学習の記録【002】いきなり真髄……「頭と脊椎」
いきなり「頭と脊椎」〜アレクサンダー・テクニーク最初で最大の難関
アレクサンダー・テクニークの肝心カナメは、「頭と脊椎」です。ところが、これが全然わからない!本を読んでも、さっぱりわからない。「何がどうなればいいの?!?!?!」
独学でなんとなくわかったのは、頭と脊椎の「関係性」が大事だってこと。でも、具体的に何を「する」のかがわからなかった。
※ちょっと脱線して補足しておくと……「余計なことをやめる」を「する」んだから、そりゃわからないですよ。この《余計なことをやめるために何をすればいいか》ということが、「頭と脊椎」に次いでアレクサンダー・テクニークの肝です。この考え方を「抑制」と呼びますが、覚えなくて大丈夫。なぜなら……余計なことをしないためには、代わりになる「これをやる」ということを決めて「決めたとおりにやる」で必要十分だからです。ちなみに、やれたかどうかは関係ないのだ。やったかどうかが大事。この違いがわかれば、世界が変わって見えます。
頭って何?
頭って、どこにあるか。どれくらい大きいか。どれくらい重たいか。ふだん、いままで、そんなことを意識して生活してなかった。
それを意識するだけで、カラダが勝手にバランスを変え始めた。「頭はどこだ?」……って、頭のことを考えるだけで、体が動く。はじめは体が動いたことはわからなかったけれど、そんな変化を楽しんでました。
首って何?
頭はたしかに、今ある場所にある。じゃあ首ってナンダ?どこにあるんだろう。頭と首がどこでつながっているのか。これを初めて気付かされたのは、体験レッスンでのこと。本にも書いてあったんだけど、読んだだけではわからなかったです。イラストも文章も、レッスン受けるまでは自分の実体験というか実感とリンクしなくて「なんじゃこりゃ、わからん」という別世界のものでしか無かったのですよ。
それってどう動けるもの?
「それ」っていうのは、頭と脊椎のこと。正面を向いて立っているとき、天井を見上げるとき、元に戻るとき、左を見るとき、右を見るとき……どう動けるのか。先生に助けてもらいながら「えええっ?!こんな動き方があるのか……」「でも、たしかにラクだ!」っていうのがよくわかったです。
ただ、どうやればそんな動き方ができるのか、今やったばかりのことが自分ではできる気がしなかったのも事実です。
動かないとどうなるの?
初めてのレッスンでは「動かない=固定する」という実験を行いました。「頭と首を動かさないように」しながら、立ったり座ったり、歩いたり立ち止まったり。息苦しくて、動きが鈍くって、ひとつひとつの動作がしんどかった!
動けたらどんなに気持ちいいの?
「固定する」のをやめて、普段通りにして、立ったり座ったり……ということをやってみる。そうすると、ラク。さくさく動ける。呼吸だって穏やかでなめらか。これがバイオリンでもできる……なんて、そのときはまだ信じられなかった。というか、「頭と脊椎」のことだけでこんなに動きが変わるものかと驚いただけで体験レッスンは終わってしまったのでした(^o^;)
その驚きがあったからこそ、もっと探求してみようと思えたんだろうなと思います。
◎今回の参考文献
お試しレッスン受講してきた【その2・本編】(アレクサンダーテクニーク、BODYCHANCE東京) | バイオリン応援団*いちろーたのブログ