いちろーたです。
X JAPANのYoshikiさんが透明なピアノを楽屋に持ち込んで練習しているのは、
それが、メチャクチャ効き目があるからです。
なぜ効くのでしょうか。
その秘密を解くカギは、Yoshikiさんの言葉にあります。
あるテレビ番組でクリスタルピアノの効能をさらりと解説していました。
「透明だと、キーの動きなどが全部見えるんです。それがいい練習になるんです」
これなんです!
普通のピアノは、中の仕組みが全然見えません。
まさにブラックボックス。
「ピアノは、キーを叩けばだれでも同じ音が出る」
なんていう人もいますが、とんでもない誤解です。
どんな速度や加速度でキーを叩くか、その後キーを離すまでの力の掛け具合でも音が変わるような仕組みを持っています。
そうした音ができる仕組みを見える状態にしておいて練習する……
そうすると、どんな音が聞こえてくるでしょうか?
◎今日の実験
3つの方法を比べてみましょう。
1. 仕組みを知らずに(=仕組みを無視して)音を出す。
2. 仕組みが見えていて音を出す。
3. 仕組みを隠して、でも、仕組みを思い浮かべて音を出す。
身近にピアノがある人は、ピアノで試してみましょう。
バイオリンで応用することもできます。
どんな考え方をするのが、音作りを楽しめるのか。
音作りを始める前に、どんなことをすると、ためらいなくスタートできるか。
ぼくはこんな風にして遊んでいます。