ここまでの4回で、「演奏の酔っぱらい」について、
「酔っぱらい」とは「自分が何をやっているかわからない」人である。
どんな酔っぱらいがいるのか、
どうして繰り返し酔っ払ってしまうのか、
と話をしてきました。
どうすれば、酔った人を助けられるのでしょうか。
酔いを覚ます方法は無いのでしょうか?
酔いを覚ます方法とは、
あるいは、
酔ったとしても、悪酔いしない方法とは何か。
「自分が何をやっているかをみつける」
これは簡単です。
いますぐ自分に問いかけましょう。
「いま自分は、どこにいるか」
「いま自分は、何をしているか」
「いま自分は、それをどうやってやろうとしているか」
そのために「今すぐできる何か」をみつけて、それをやる。
この繰り返しです。
だから、ボクはこうして毎日メルマガを書いて、自分向けに配信して、読んでいます。
ちなみに、いま、この原稿は第11版になってしまいました。
第8版くらいのときに書きまくった内容を、ばっさりカットして書き換えて、
また手直しを続けているところです。
いまも、これを読んで、ボク自身がどんなことを思うのか、どんな行動を起こしたくなるのかを
観察しています。
ともかく、今すぐできることを、見つける。
そのためにも「観察」は大切なテクニックなのです。
観察力を磨き上げていくことをオススメします。
動きを磨くための最も基本の、そして最強のツールは観察です。