初心者がハマる7つの罠を見破れ!あなたは大丈夫?

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 弦楽器演奏、とくにヴァイオリンを習い始めたばかりの人がハマりがちな7つの罠について。はじめたばかりの人も、3年目の人も、20年以上演奏し続けている人も、知らないうちにはまってるかもしれませんよ!

 さぁ、チェックチェック!

 7つの罠にハマらないために、あるいは、ハマっちゃった人を助け出すために、サクサクっと簡単に説明します。どんどん試してみてください。いきますよー!

1つ目の罠:《脱力》なんてウソ!

 脱力の誤解を解くには、こう言い換えるのはどうでしょうか?「脱力する」=「やりたい動きのために必要な力を選び使う」

 力抜いたら、ヴァイオリン持てないでしょう?落とさずに持つための力を使うでしょう?たとえばボウイング。弓の毛で弦をこするために動かすのと、弓を落とさないための力の使い方とでは、カラダの動く部分が違います。ダウンボウ・アップボウとでも、どの筋肉がどれだけ縮める必要があるかは変わります。

2つ目の罠:《いい姿勢》なんてウソ!

 姿勢って動きを固めて止めることを思い浮かべちゃうでしょう?だから良くないんです。演奏に必要なのは、身体を動かすことです。

 いい動きを作るためには、自分がやりたい事を思い出して、そのために何をする必要があるのか考えておいて、「よし、やろう!」って決めればいい動きができます。

 たとえば、楽器演奏する時に必要な力には、3つの要素があります。大きさ・向き、もうひとつは…時間です。演奏する時にうまくいかない時、このことを当てはめて考え直すとどうでしょうか?必要な音のために何をすることができますか?必要な表現のためにどんな音が必要ですか?……と自分に問いかけてみることをしてみましょう。

3つ目の罠:《あの時の感じ》なんて幻想!

 感覚は一度きりのナマモノです。思い出して味わうことはできますが、過去の思い出にすぎません。

 思い出そうとするなら「何をどう動けるようにするんだっけ?」を思い出しましょう。これに対して「どんな感じだったっけ?」というのは過去の思い出という幻の世界に今の自分を引っ張り込んで、自分で自分を混乱させる考え方です。

4つ目の罠:そんな《謙遜》はニセモノだ!

 「うまくなってから、人前でひきます!」「今日は初見なんで、うまくひけませんが……」……どうでしょうか。これって謙遜とは違いますよね?演奏する理由、演奏しない理由を自分に正直になって声に出してみてはいかがでしょうか?

 「私は演奏したい。演奏したいから、私に演奏させる」これだけで十分です。もっと演奏する理由を欲しいなら、自分に素直になりましょう。欲望丸出しな自分に向かって、音楽にふさわしい表現を選んで演奏するように言い聞かせるといいと思います。

 どうしても演奏したくないなら?本気で演奏を拒みたいなら、お断りすればいいんです。「私はいま演奏したくありません」これでいいのではないでしょうか。なにか心に引っかかりますか?何のために自分が演奏したいのか、演奏したくないと思わせるのは何か……いちど向きあってみることをオススメします。レッスンではこうしたこともサポートしますよ!

5つ目の罠:《お手本》通りにならなくてもいい!

 お手本というのは、1つのプランです。「こうやろう」という計画です。プランのとおりにやってみようと思うから効き目があるんです。「プラン通りにできるかどうかは私にはわからない。だからこそ、プランをやることに専念しよう」でいいと思います。

 例えば書道。お手本は真似するために、なぞるためにあります。「お手本のうえをなぞってみよう」と、これだけでいいんです。いけないのは、せっかくなぞっているのに「はみ出したらどうしよう」とおもうこと。すると、お手本からはみ出します。

6つ目の罠:《お客様をカボチャと思え》はアガリの上塗り!

 せっかくのお客様です。大切なお一人お一人です。だから、そのお一人お一人の存在が、自分にとってどれほど価値あるたからものであるのかを確かめながら、そのお一人ずつを見て、自分のなかにご招待しちゃいましょう。

 無視しちゃうと、その居心地の悪さがアガリを悪化させちゃうんです。

7つ目の罠:むしろ《初心者》でイイ!

 初心者ってステキなことだと思いませんか?目にすること、教わること、全部が新鮮な体験、驚きに満ちているんですよ?

 「○○ができないから、早く初心者を抜け出したい!」そんな思い違いはもったいないです。「○○ができるようになったら嬉しい」のだし、「○○ができるようになるためのいろんな経験」だって、きっと面白くなっていくと思いませんか?

さぁ、罠から抜け出そう!

 7つの罠、あなたは大丈夫でしたか?わかっててもハマっちゃうこともあります。できれば罠にはハマリたくはないですよね。ワナにかかる瞬間がいつなのか、知りたい方はどうぞレッスンを受けにきてくださいね。お待ちしています!

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