バイオリン応援団☆いちろーたです。
今回はサラダの話。
カラダじゃなくて、サラダ。
(本当に音楽の話に戻って来られるのかな)
サラダって、我が家だと「生野菜を切って盛り付けたもの」であって味付けはされていないものでした。
そして、あるお店でサラダを注文して、はげしく美味だったのです。
再びお店を訪れたとき、カウンターで作っているところを見ていて驚かされたのです。
なんと、味付けは市販のマヨネーズだけ。
なぜそんなに美味だったのか。
我が家の「サラダ」はマヨネーズかかっていたけど、味が全然違ったぞよ。
作っているところを見ていると、細かいところに違いがありました。
トマトは皮がむいてある。
だいたいみんな同じ大きさに切ってある。
他にもたくさんあったけど、一番の違いは、マヨネーズをかけたのではなく、和えているということ。
野菜にマヨネーズがのってるだけだったのが我が家のサラダ。
語弊を恐れずいうと、マヨネーズが野菜を包み込んでいるのが、お店のサラダ。
パスタソースが乳化しているかいないかみたいな、そんな違いです。今思い出してみると。
サラダ、おいしいサラダはなぜあんなにおいしいのでしょうか!!!!!
サラダは、野菜とマヨネーズを組み合わせて作れます。でも、どう組み合わせるかで味が変わります(マヨネーズじゃなくてもいいんですけど)
ただのせるだけか、和えるのか。和えるのなら、どのような和え方をしたらどんなふうに味が整うのか。
マヨネーズも、下手に作るとマヨネーズにならないですよね。
演奏も料理も同じですね。
時間の流れのなかで、なにをどうするかで結果が変わります。
サラダも手早く和えるのか、時間をかけて和えるのか。冷やしながら和えるのか、常温であえるのか。はじめからマヨネーズ全量を投入するのか、少しずつ足していくのか、、などなど。大した違いにならないものもあれば、大きな違いを引き起こす違いもあることでしょう。
料理のコツというのは、言ってみれば「違いを生む違いを知っている」ということです。
演奏も同じこと。何がその違いを生むのかを知っていて、状況に応じて必要な違いを引き起こせれば望む味付けができるようになります。
サラダを食べるとき「どうやったらこの味になるのだろうか」「どうしてこんな盛り付けなのだろうか」と考えるのも一興です。
『おいしい/まずい』
『好き/嫌い』
とはまったく異なる尺度で食事をするのも、たまにはいいものですよ!