【体の仕組みを学ぶワナ?!】腕って、骨だけじゃないですから

カラダの仕組みというワナ

 《弦楽器奏者のためのカラダの使いかた》について考えたり、生徒さんとレッスンして気づいたことなど、カラダの仕組みのことをアレコレ書いているわけですが、たまにボク自身が《カラダの使い方のワナ》にハマる時があります。

 どんなワナかというと「カラダは、本当は分けられない」ということです。

 体のことを勉強してしまうと、カラダのなかに色んなモノが入っていて、それが働くことで演奏ができるという事がわかってきます。

 たとえば、腕(うで)のことを考えてみましょう。腕には、骨があって筋肉があって動けるんですね。ひとつの腕には筋肉がいくつもあって、重なりあっていたり隣り合っていたりします。腕をちょっとでも動かしてみると、それらの筋肉が協力してひとつの動きを作ったり、ひとつの筋肉が縮んだときに他の筋肉を引っ張って伸ばしたり、ずいぶん複雑なことがおこっているらしいのです。

 筋肉や骨だけでも、思い浮かべきれないほどに複雑なつながりがあるわけです。でも腕は筋肉と骨だけではないですね。筋肉や骨が働けるように栄養を運ぶ血管があったり、熱さや痛みを伝える仕組みもあります。汗をかく仕組みもあるし、毛も生えていたりしますね。

 これら全部をひっくるめて「腕」なんです。

 たとえば、私が腕の骨について勉強したあとには、「腕」を思いうかべるときに「腕の骨」を思い浮かべやすくなります。腕には骨のほかに筋肉や血管や神経、皮膚や体毛などがあるにもかかわらず、ついつい骨ばかりを思いうかべるようになってしまうのです。

 本当はあるはずのものを忘れてしまうとうまくいきません。そして、本当は分けられないものを分けて考えようとすると、カラダの使い方に無理が生まれます。

悩みを《やる気》に変える?!

 細かいことを勉強したあとは、それを含んだ全体のことを思い出すことが大切です。腕のことを勉強したなら、腕とつながっている自分の全部のことをなるべくたくさん思い出してみましょう。

 腕とつながっている背中や胸。背中や胸はどこにつながっているか、首やアタマへとつながっていますね。背中や胸はおなかやオシリ、いつのまにか足へとつながっています。

 こうして文章を書いているとき、読んでくれている人のことを思いうかべるということも、身体を使って、心が働いてやっていることなのでしょうね。心も体も全部まとめて自分なんですね。

 「うまくできるかな?」「でも、本当はできたらうれしい」「よし、やってみよう」不安も期待も丸ごと全部、自分のなかにあるものは「よし、やってみよう」と思うことで前向きなチカラとして使うことができます。これが「やる気」の正体ということなのかもしれませんね。


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