あの「軍師」に深い知恵をもたらしたもの〜『軍師官兵衛』に学ぶ〜

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こんにちは、バイオリン応援団☆いちろーたです。

2014年のNHK大河ドラマは「軍師官兵衛」でした。

あなたはご覧になりましたか?

ちょうど今日(12月27日)は、総集編がオンエアされていますよね。

2014年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」は、戦国時代の末期、一族の生き残りをかけて生き抜いた軍師・黒田官兵衛の一代記です。

黒田官兵衛の、軍師としての有名なエピソードはいくつもあります。

官兵衛が軍師として揺るがぬ名声を轟かせたのは
なんといっても「高松城の水攻め」ではないでしょうか?

なにしろ、

日本史オンチのボクが知っているくらいの史実ですからね!

豊臣秀吉の「高松城水攻め」を立案したのが黒田官兵衛だといわれています。

難攻不落の高松城。

どうやって攻めたら、戦わずに勝てるのか。

官兵衛は何をしたでしょうか?

官兵衛は、徹底的に高松城のことを調べあげます。

城そのものばかりでなく、

城の周りの山や谷、川や沼、田んぼや畑がどのように分布しているのか。

地形や地質を調べあげました。

そして、いつどんな天気になるのかという

気候も調べていました。

そうやって集めた情報から「水攻め」という計略に思い至ります。

▼参考リンク

NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」美術の世界。第9回『高松城水攻め』のページはここをクリック

軍師官兵衛の極意「戦わずに勝つ」とは?

官兵衛の軍師としての極意は「戦わずに勝つ」です。

「戦わずに勝つ」とは……どういうことでしょうか?

官兵衛が、

戦って領地を守るのが常識だった戦国時代にあって

「戦わずに勝つ」という革新的な境地を得られたのは、なぜでしょうか?

軍師官兵衛は、目の前の難敵「高松城に立てこもっている敵軍」を負かすために何をしたか。

城を成り立たせている城の周りのことを調べあげた。

たしかにその通りです。

ですが、これは表面上のことにすぎません。

徹底的に調べ上げようという情熱の源はどこにあったのでしょうか?

なぜ「戦わずに勝つ」が必要だったのか?〜官兵衛を変えた問いかけ

軍師官兵衛の本当の姿を知るには、

なぜ、そこまでして「戦わずに勝つ」にこだわったのかを知る必要があります。

「何のための争いなのか?」

「自分が死んで、後に何が残るのか?」

「命の使いみちとは?」

この問いかけが、官兵衛を変えました。

「戦って身を滅ぼすよりも、生き残って長く繁栄する選択をしよう」

と思い切らせるにはどうすればいいか、

敵を敵たらしめるものを断ち切る

争いの要因をすべて取り除く

という間接的な攻略法《間接的解決アプローチ》に目を向けたのです。

軍師官兵衛は、この《間接的解決アプローチ》をとことん追求してゆきます。

ひとりの命をムダにしない。

どうやって、ひとりを活かしきるか。

目の前にいる相手と利害を争うのではなく、

相手と自分の利益を両立する方途を探し出す

個人の尊厳を守りぬくことが、社会の繁栄をもたらすという未来が、

彼にはありありと見えていたのでしょうね。

あなたには、

《いのちの使いみち》が見えていますか?

ご自分のやりたいことをやり通すために、何をしますか?

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