楽しんでますか?!
バイオリン応援団☆いちろーたです。
音階教本として有名な「カール・フレッシュ」ですが、じつは《ヴァイオリン演奏の技法》という著作を残しています。バイオリン演奏に関わるほとんどあらゆることについて言及されています。
初心者もベテランも、バイオリン演奏をするなら弓をどう持つかということは避けて通れません。
演奏するとき、教えるとき、弓の持ち方のどんなところに気をつけたら良いか、「弓の持ち方」と題して、アレクサンダー・テクニークを学びながら気づいたことを交えて書いてみます。
弦楽器奏者のみなさん!
演奏するときの右手と左手の役割には、決定的な違いがあります。ちょっと考えてみませんか?
バイオリニストの腕、右と左の決定的な違いとは?
右手には弓、左手にバイオリン。はい、そうなんです。もうすこし細かく見てみましょう。演奏するために構えてみましょう。音を出す時、弦には何が触れていますか?
弦に触るのは、左手指。そして、右手に持った弓の毛が弦に触れます。
このことについて、カール・フレッシュは、奏者の身体とバイオリンの弦との関係の作り方の違いという観点から、次のように書いています。
運弓のテクニークは左腕のそれよりも複雑である。左腕の場合指は直接絃に触れているが、右腕は弓身と弓の毛の助けを借りなければ絃と接触出来ないからである。
ヴァイオリン演奏の技法 上巻(66ページ)
今回のまとめ「擦弦楽器の基本3ステップ」
1. 音をイメージする
2. 左手指で弦に触れる
3. 右手にもった弓で弦に触れて振動させる
細かなテクニックの仕組みがわからなくても、この大原則を思い出してみると、ほとんどの問題が落ち着いて対処できるようになります。
次回は弓の持ち方における指の役目についてお届けする予定です。お楽しみに!
書籍について
残念ながら、ヴァイオリン演奏の技法は絶版中です。
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本記事はクラリネット奏者・ありよしなおこさんのご協力で執筆しています。ありよしなおこさんのブログキラキラ☆クラリネットを読む
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