シリーズ「アレクサンダー・テクニークで読みとくヴァイオリンの奏法メソッド」では、いちろーたがアレクサンダー・テクニークを学び始めてから、あらためてバイオリン奏法の教育指導法を眺めてみて気づいたことをつれづれに書いてゆきます。
私がアレクサンダー・テクニークを学び始めてから、大きく変わったことがあります。そのひとつが、言葉の選びかたです。
指導者の言葉は、生徒の反応をひきだします。
「バイオリンってこんなこともできるのか。面白いな!」と思わせるか、それとも「なんだ、バイオリンって決まり事ばかりで面白くないや」と思わせるか。それは、教師の振る舞いで変えられると私は信じています。
「スズキ・メソード」創始者、鈴木鎮一さんの言葉選びのセンスに感服
弓の毛はセロテープ?!
バイオリンから音を出すには、弓の毛と弦とを触れ合わせます。
この単純なことを、どうやって生徒さんにつたえるかが、教師の知恵の見せどころです。
名人達のあの美しい音は
弓の棒で押えた音ではない馬毛の弾力がセロテープとなって
ピタリと絃にすいつくからだ
鈴木鎮一著『奏法の哲学―音に座禅して30年』52ページより
これを読んだボクが、セロテープを弦に貼り付けたりして「すいつく」ってどういうことなんだろうな?と遊んだのは言うまでもありません。
いちろーたが思ったこと
教師がレッスンの現場で問われるのは教授法という技術の巧拙ではないのだと思います。かりに、教師の技術の巧拙が問われることがあるとするならば、教師自身の深いところにある《芸術の源泉》をどうやってくみ出すかであったり、自身の振る舞いや言葉選びを観察したり洞察したりということにおいてではないでしょうか。
スズキ・メソード創始者である鈴木鎮一氏は、この意味でいうと、子どもたちに最良の教育環境を提供しようとして、その規範となる言葉づかいを示してくれたように思います。
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