楽器を出すときからも演奏が始まっています。楽器をしまうときまでも演奏が続いています。なにかうまくいかないとおもったら、このことを思い出してみてくださいね。
さて、楽器を出すとき・しまうときのこと。「いきあたりばったり」になっていませんか?準備に時間がかかって、レッスンであわててしまったり、演奏会や発表会のときにステージに出る前から落ち着きを失ってしまうという人は、楽器の出しかた・しまい方を確かめることをオススメします。
バイオリンをひくうえで大切なこと
- すぐにできなくて当たり前
- 楽器は上からおりてくる
- バイオリンを弾くのはあくまで「弓」
- 一連の動作は手順を決めて
慌てないためにできること
慌てないためにやれることがあります。それは「何をすればいいか」をハッキリさせておくことです。いくつかヒントを書いておきますね。気に入りそうなものを試してみましょう。
- やることリストを書く
- 出しかた・しまい方を頭の中で描いてみる
- 楽屋から演奏会のステージまでにどんなところを歩くかを調べてみる
- 時間をはかってみる
普段の練習から、聴衆を思い描いてみる
自宅での練習の時にも、聴衆や審査員・レッスンの先生がいるとおもってやってみるのもよいトレーニングになります。やってみると、なにに緊張するのか、普段は何を忘れているのか、本番では何に気を取られてしまうのか……など、気づくことができるようになっていきます。
いちろーたはこう思った。
手順を決めておくと、思い出すための時間を短縮できます。それは、短い時間でコンディション作りができるということでもありますし、短時間で自分をまわりにあわせることがしやすくなるということにもつながっていきます。
次のように思えばオッケーです「まずは、決めておいたとおりにやってみよう」という具合です。予定と違ったことになったら変えてもいいんです。「決めたとおりにやらなければならない」となると逆効果なので気をつけましょう。
あなたにとって気持ち良い演奏のしかたがみつかりますように。