手と腕の使い方専門バイオリン教師・いちろーたプロフィール

バイオリン奏者の可能性を引き出すコーチ

 得意な指導分野「肩当てフィッティング」「親指ツッパリ矯正」「ポジション移動」

 1974年、東京都生まれ、ちょっとだけ長野県育ち。

ボディチャンス目黒にて。ヴィヴィアンマッキーさんと。
(写真左:ヴィヴィアン・マッキーさん……『その場にいた弦楽器奏者がみな食いついた!ヴィヴィアン・マッキーさんのレッスンメモ』を読む

いちろーたのストーリー

好奇心旺盛な、やんちゃ坊主

 新聞販売店を営む父と母の間に生まれ、毎日大量のカラフルなチラシが機械の中をガチャガチャ・バタバタとにぎやかな音を立てて流れてゆくのを不思議がって眺めたり、父の自転車修理を覗きこんだり、時には機械や工具箱に手を突っ込んで叱られたり……という好奇心旺盛な幼年期をすごしました。小学校に入ってすぐ、母の病気など家庭の事情から、田舎の祖父の家に預けられました。田舎ならではの、にぎやかな大家族・親密な近所づきあいに温かく支えられ、親元を離れた淋しさを乗り越えられました。親を喜ばせたい一心で、親の願いどおりに私立中学を受験したものの不合格。「なんで落とされたのかわからない」悔しさをバネに「帰宅部・独学ガリ勉」でわりと優等生的に過ごしました。

「かっこいい!やってみたい!」バイオリンとの出会い

 バイオリンとの出会いは、高校進学とともに訪れました。「バイオリンをやらないか?いい先生が教えてくれるぞ」地元の先輩がオーケストラに誘ってくれたのです。宮下要先生の合理的かつ情熱あふれるレッスンにより、音楽の世界へとひきこまれていきました。この時から徐々に、勉強大好きパワーがバイオリン演奏へと注がれるようになっていったのです。

最初の挫折「あれっ?全然ひけてなかったんだ……」

 大学に入学すると、「オレ様は弾けるんだぞ」と得意満面で大学オケに入部。すると、上手くなったつもりの自信は、こっぱみじんに打ち砕かれました。一年目の前期で出会ったのはチャイコフスキー「くるみ割り人形」、バーンスタイン『ウエストサイド・ストーリー』から「シンフォニック・ダンス」……五線譜から大きくはみ出た高音域は、どんなに指番号やポジションの番号を書いても弾けるようにならない……シンフォニーの楽章1つひいただけで右手がビリビリにしびれる……転調や臨時記号に全然対応できない……初見でリズムがさっぱりわからない……楽器経験が1年足らずの先輩のほうが自分よりも上手に弾けることが悔しいのと、どうしてこんなに上達の度合いに差があるのか、持ち前の探究心が燃え上がりました。メニューインの著書(『バイオリンを愛する友へ』『バイオリン奏法』等)に出会ったのはこの時です。この後、選抜メンバーでの室内楽や、毎年のベートーヴェン「第九」演奏会に挑戦することを通して、独学するだけでなく、先生がたと諸先輩の指導のお陰で、大学オケでコンサートマスターを任されるまでになることができました。楽器を始めてから社会人になるまでの約10年間で、5つ以上の異なるオーケストラに参加して、5名の指揮者の指導のもと演奏できたことは貴重な経験となっています。

再発見「バイオリンって、楽しい!」

 社会人になり、高校時代にお世話になったオーケストラにトレーナーとして教えるようになりました。宮下要先生に再びの指導を仰ぎ、音階練習・ポジション移動・移弦など、左右の腕の使い方と楽器や弓との関係の作り方を学び直しました。「バイオリン演奏は、自然な動きで楽しめる!」と理解できたのはこのときでした。

第二の挫折と確信「うまくさせる教え方って、どういうものだ……?」

 しかし、再び挫折……「教わった奏法は合理的なのに、自分が教えるのと、先生が教えるのと、後輩たちの伸び具合がぜんぜん違う!何がちがうんだ!?」自分ができるようになったことを、他の人によりよく教えるにはどうすればいいのか。10年以上悩み抜いたある日、立ち寄った楽器店で出会ったのがアレクサンダー・テクニークとボディマッピングの本でした。時を経て、アレクサンダー・テクニークを直接学ぶ機会に恵まれ、教える技術に磨きがかかっています。「バイオリン演奏は、やればやるほど健康になるものなんだ!」と確信を得ました。

現在のいちろーた

 東京都府中市を拠点にレッスン活動中。肩当て問題の解決が得意。

 2013年より「バイオリン応援団☆いちろーた」のペンネームで弦楽器奏者のための身体の使い方についてブログ執筆を開始するとともにレッスン活動を開始。2013年7月、日本ヴァイオリン・サロンデュオ(現 アートサロン)にてアレクサンダーテクニーク教師バジル・クリッツァーさんを招き「弦楽器奏者のためのアレクサンダー・テクニーク体験学習会」を主催、20名満員の好評を博す。参加者のお一人であった中澤きみ子さんより「日本のバイオリン教育界の革命を頼むわね」との言葉を託される。2014年には二胡専門店・徳絃社にて「弦楽器奏者のための身体の使い方講座」を講師として1年間担当し、遠く関西・東海地方などからも受講者も多数。

 現在は、メールマガジン、メール講座「奏法リノベーション365」を発行するほか、YouTubeチャンネルでもバイオリン演奏に役立つヒントを配信中。

 受講した方からは「親切でわかりやすい」「他の先生が相手にしてくれなかった悩みも真剣に根気よく向き合って、解決に導いてくれる」「練習が楽しくなった」など、面倒見の良さと明快な指導に定評がある。

こんな夢のために頑張ってます!

 ”バイオリンで、地球上のみんなを、ひとり残らず笑顔に!”

 夢は、日本じゅう・世界じゅうの街や村で毎日、弦楽カルテットのリサイタルが開かれて、家族と地域の団らんの場ができること。
  お母さんと、子どもたちが、笑顔でいられるように
  楽しい笑い声の響く家族の団らんのために
 失われつつあると言われる家族のつながりや地域のつながりを、もっと豊かにするお手伝いができるようにと願いを込めて奮闘中です。

プライベート

 料理が大好き。素材の生まれ故郷を思い浮かべながら買い物したり、できあがりの味を想像しながら下ごしらえしたり、調理しているときの音や香りが変化してゆくプロセスが楽しい!
 食べるのも、もちろん好き!

おもな実績

・ボランティアでバイオリン演奏指導に関わってきた人数 100名以上(1999年より)
・レッスン受講生のべ100名(2013年より)
・ブログ記事執筆数630件(2013年4月〜2015年1月)
・受講生は、年齢層が10歳〜70歳と幅広く、プロもアマチュアも受講しに来てくださいます。
・主に受講されている楽器は、バイオリンと二胡のほか、ビオラやチェロなどの擦弦楽器。

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2015/03/08