バイオリン奏者のためのやさしい身体の使い方☆バイオリン応援団

バイオリンは弾けばひくほど元気になります。自然な姿勢で楽しめるし、肩や首もラクになります。真心こもった演奏は聴く人に癒しと励ましを与えます。あなたの喜びと楽しみが大切な人へ届くように応援します。アレクサンダー・テクニークに基づいたレッスン。ブログとメール講座で奏法改善のヒントを無料提供中。東京都府中市の教室。Skypeでの有料相談も受付中。

バイオリンの非常識「体にやさしくて、気持ちいい」を学ぼう

いちろーたです。
どうしても言っておきたいことがあるのです。

バイオリンはカラダに優しくて、気持ちいい

これが本当のことなんです。
バイオリンの演奏をする人のほとんどは、からだに悪いと思っています。おそらく、バイオリンの演奏を見る人も。

バイオリンのことを詳しく知らない人でも言います「ああ、バイオリンってこうやってひくでしょう?」と。そのときに演奏のフリをして見せてくれます、首をかしげて、腕を複雑に折りたたんで、窮屈そうに右腕を行ったり来たりさせるのです。ほんのちょっとだけ誇張しすぎているにしても、関節の動かしづらそうなところや、苦痛の表情などはじつに見事なまでに模倣をしているひとが多いのです。

よくあんなネジレた格好で弾けるよね

絶対からだに悪そう!

と。

たしかに、そういうツラい弾き方をやめない人はいます。痛いのはコリゴリと叫ぶわりに、痛くない方法を学ぼうとはしない。不思議な事です。

バイオリンは体にやさしいのです。そして、わたしたちのカラダは、有能です。ちょっとくらい苦しい無理のあるやり方でも、なんとかやり遂げてしまうのですから。

当たり前の動作「バイオリンを鎖骨に置く」をしていない人々

バイオリンの演奏を教えている人や、演奏を学んでいる人にとって「バイオリンを鎖骨に置く」ということは知識としては、みなさん当たり前に持っています。ほとんどの教則本の持ちかたのところにも書いてあります。

ところが、毎回できているかというとどうでしょうか。一見するとできているようでも、注意深く観察していくと、バイオリンを鎖骨に置くことをしていない人が多いのです。

そして、そういう人は、演奏上のトラブルを解決できずに苦しんでいたり、身体の故障と付き合いながら演奏をどうにか続けているという人だったりします。

なぜ苦しんだままでいるかというと、教える人にも責任があるのではないでしょうか。「痛みがあるものなんです」「慣れれば痛くなくなります」「私だって痛いんだから」「痛くなくなるように練習すればいいのよ」……。

痛みを生まずに済むにはどうしたらいいか。この大事なところを教えてもらえずに苦しんでいる人が、いちろーたのところに駆け込んできています。いまでこそ、いろんなメソッドが広まってきていますが、もっともっと色んな先生がたに「痛みをきっかけに、無理のない奏法へ近づいてゆく」ための方法論を学んでもらいたいと願っています。

構えの基本「バイオリンを鎖骨に置く」は奥が深い

「置いたつもり」は「置く」ではない

「バイオリンを鎖骨におく」をしていない人にも色んな傾向があります。やっているつもりだけで、ぜんぜん違うことをしている人。そのつもりさえない人。

バイオリンを、もう少しでおける距離まで近づいたら、コツンと放り投げるかのように置いてしまう人。そもそも「鎖骨に置こう」と思っていない人。

「バイオリンを鎖骨に置くコンクール」というのをやってみるとよいと思います。

バイオリンを置くとき、どんな置き方をしたか。放り投げたりしていないか。置いた場所は、本当に鎖骨だったか。置いたあと、余計なことをしていないか(押し付けたりこすったり、せっかく鎖骨に置いたのに置き直したり……)

「置く」はボウイングにもフィンガリングにも使う基本動作

ボウイングでは、弓の毛を弦に置きます。フィンガリングでは指で弦を止めるために、弓を指板に置きます。立つには、床に自分の足を置いて、その一番上に頭が来るように自分の全体を置いてゆきます。座るには、自分を椅子に置きます。

というわけで、バイオリンを鎖骨に置くということを通して、「置く」というベーシックスキルを磨き抜くと、面白いように日常動作全般の質まで変わり始めます。

「置く」をレベルアップさせたくなったあなたのために、地味にスゴイ「置く」トレーニングを紹介します。

ひとりでやるよりも、仲間と一緒にやったほうが面白いし上達も早いので、仲間を巻き込んで取り組むのがおすすめです。

「置く」のトレーニング

「バイオリンを鎖骨に置く」をマスターするために忘れがちなのが「置く」ことそのもののトレーニングです。練習方法を3つ紹介します。セミナーで好評だった方法です。4人くらいのグループで取り組むことをオススメします。

奏者役、楽器を置く役、観察する役にわかれます。

他の人が置く

奏者は立っていても、座っていてもいいです。奏者の準備ができたら、楽器を置く役の人が、奏者の鎖骨に楽器を置きます。

これは、楽器を置かれることのトレーニングです。奏者は、ふだん楽器を置くことばかり意識しがちで、置かれる役割を意識することはほとんどありません。その証拠を見つけられるでしょうか。

他の場所に置く

奏者は立っていても、座っていてもいいです。楽器を置く役の人は、置き場所を決めたら、どこに置くかは黙っていてください。置き場所は、鎖骨とは違う場所にしてください。奏者の身体の別の場所だったり、奏者のカラダとは別のものでもいいです。観察役の人に置くのは禁止です。観察しづらくなるので。

他の物を置く

奏者は立っていても、座っていてもいいです。楽器を置く役の人は、楽器ではないものを選んで手に取ります。置き場所は、いままでに置いた場所です。奏者の鎖骨など、いままでの取り組みのなかで楽器を置いた場所に、今回選んだものを置きます

観察役がすべきこと

奏者ばかりを見るのではなく、置く役や、もう一人の観察者のことを見ていてもいいです。その場におけるあらゆることを観察していきましょう。


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