★サウンディングポイント「弓の毛のかわりに……」★

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弓の毛の代わりに
おかしなものを使って
弦に触れてみましょう

バイオリン応援団☆いちろーたです。

弓を使う弦楽器なら
弓の毛と弦のふれあいが
サウンディングポイントです。

【サウンディングポイント】
音が生まれる場所のこと

弓の毛の代わりに
《こんなものでバイオリンなんか弾けないだろう》
というものを使って
弦に触れてみましょう

なぜ
弓の毛でないものを使うのか

それは
「アタリマエ」を壊すため

なぜ
「アタリマエ」を壊すのか

それは
「アタリマエ」が
上達に必要な変化を阻む
障壁となるからです

……おやっ?

なぜ
「アタリマエ」が
うまれるのでしょうか

わたしたちの脳のはたらきが
関係しています

わたしたちの脳は……
「アタリマエ」をつくります

なぜなら
脳が大好きなことだけに
全力を注ぎこむため

脳には
全身からの情報が
休むことなく送り込まれます

送り込まれたからには
なにかしらの処理をする必要があります

脳には仕事がたくさんあります
優先するのは「やりたいこと」

そういう仕組みになっています

「やりたいこと」をできるように
いつでも余力を確保しておきたいのが脳なのです

そのためには
脳は入ってきた仕事を
選別しないといけません

脳には
入ってきた仕事を
どれくらいの能力を使ってやるか
決める部位があります

アタリマエな仕事は
脳の力を使わずにすむように
専用の省エネ高速処理回路で片付けられます

たとえば
以前やったことのある仕事はアタリマエな仕事です

アタリマエな仕事は
「考えないで片付ける」
という超省エネ高速処理ルートに回されます

「アタリマエな仕事」をしている間は
その仕事の改善に役立つ情報が
送り込まれてきても無視されます。

「考えないで片付ける」というルートは
超省エネ高速処理専用ルートです
途中で役立つ情報が入れないようになっているからです

「アタリマエな仕事」は
脳がどれだけ改善しようとしても
自動的に超省エネ高速処理専用ルートに流されてしまうので
改善されないままです

脳に「アタリマエな仕事」の改善をさせるには
脳が改善してくれるルートに取り込みましょう。

そのためには
脳に入ってくる仕事が
超省エネ高速処理専用ルートに流される前に
フルパワー改善ルートに取り込むのです

どうやって取り込むか

その鍵となるのは

「いつもと違う」

です

超省エネ高速処理専用ルートに流し込まれるのは
「アタリマエ」とラベル付けされた仕事だけです

……気づきましたか?

「超省エネ高速処理専用ルート」という言葉を簡単に読み流せるようになったでしょう?

脳のサボり力ってスゴイんですよ。
(よく言えば生存のための省エネ努力、悪く言えば自己保身)

さあ、ここで
これまでに((friendly_name))が取り組んできた練習のことを
思い出してみましょう

バイオリン演奏のための
発音練習として取り組んだことは
どんなことだったでしょうか?

バイオリンの教則本を調べてみても良いです。

ほとんどの練習が
《手に持った弓の毛で弦に触れる》
というアタリマエのなかで行うものです。

この《いつものように》やっていることに隠れている
アタリマエを打ち破ることで
あなたの脳は喜んで働き始めます

脳が喜んで働き始める時には
いろんなシグナルがカラダの変化として現れます……

心拍数が高まる
目の動きや呼吸が活発になる

……などです

《アタリマエを見つける》をアタリマエにしましょう

見つけたアタリマエを作り変えていきましょう

さあ

弦を振動させるために
弓の毛の代わりに
何を使いますか?

いま、周りにはどんなものがものが見えますか?

それを使ったら
バイオリンからどんな音が出てくるでしょうか

あなた自身には
どんなことが起こるでしょうか

☆いちろーたからの宿題☆

改善したいことに隠れた
アタリマエを見つけて壊そう

 

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