バイオリン奏者のためのやさしい身体の使い方☆バイオリン応援団

バイオリンは弾けばひくほど元気になります。自然な姿勢で楽しめるし、肩や首もラクになります。真心こもった演奏は聴く人に癒しと励ましを与えます。あなたの喜びと楽しみが大切な人へ届くように応援します。アレクサンダー・テクニークに基づいたレッスン。ブログとメール講座で奏法改善のヒントを無料提供中。東京都府中市の教室。Skypeでの有料相談も受付中。

【鍛えの夏SP 10】集中力アップ!気が散ってしまう僕が取り組んだ「SPドリル」

2017/08/19

バイオリン応援団☆いちろーたです。

【鍛えの夏SP】第10回となる今回は
集中力アップ!気が散ってしまう僕が取り組んだ「SPドリル」とは?
……と題してお届けします。

前回の宿題《SPがどこにあるか》

《SPがどこにあるか》
これが前回(【鍛えの夏SP 09】演奏中でもSPとAOにフォーカスし続けるには?)の宿題でした。

「SP」とは
サウンディングポイントのこと
音が生まれる場所のことです。

集中力を高めるために考えておきたいこと

本題に入る前に考えておきたいことがあります……そのために、いちろーた自身の体験を話します。

僕は「集中力が無い」とも言われますし
「ある」とも言われます。

場面によって集中力が変わるということは
集中力はあるけど使っていない時がある、ということになります。

大事なのは
「使うべき時に使うこと」なのです

どんなチカラでも同じことです
「使うべき時に必要なだけ使う」

困った時には
これを思い出してください。

いちろーたの悩み「気が散る」

さて

演奏をするときに
気が散るというのは
かつての僕の悩みでした。

グループレッスンのときに
目の前で先生と生徒がやり取りしているのに
全然違うことを考え始めることも多かったです。

集中とは何か

ここで考えてもらいたいことがあります。

「集中とは何か」

集中とは
集まることです

普通は「集まる」の代わりに
「集める」と呼んでもいいのです。
いまは演奏のことと結びつけるために
「集まるようにはたらきかける」という意味を込めておきたいのです。

集中とは
必要なものごとが
集まってくれること

いまは
このように定義しておきましょう

集中とは具体的に何をすること?

「演奏に集中する」とは
何をすることでしょうか?

奏者として演奏することに集中するなら
演奏に必要なことを見つけて
自分の持っているリソースを
必要なだけ注ぐことが
「集中する」という具体的な行動です。

聴衆として演奏を鑑賞することに集中するなら
奏者を含めて
その場で起こるすべてのことを受け入れ
自分の中にわき起こる思いにふけったり
生理現象(泣いたり、眠ったり、イライラしたり……)に身をゆだねることが
「集中する」という具体的な行動だとも言えそうです。

さあ、本題に戻します。

演奏に集中するための「SPドリル」

演奏に集中するためのSPドリルについてです。

「SPドリル」はたったこれだけ

ある活動に集中するには……

《シンプルなプランで始める》
《始めたあとでプランは発展してもいい》

と決めておいて始めます。

これが僕の取り組んだ「SPドリル」です。

「シンプルにする」がコツ

シンプルとは
「単純、簡単、やさしい」ということ

行動プランをシンプルなものにするには
「プランをひとつのもので構成する」
ということを考えます。

バイオリン演奏するために必要なものごとを
極限までシンプルにすると

《バイオリンから音を出すこと》

です。

《音の生まれる場所》から
音が生まれてこられるように
奏者の持つあらゆるリソースを注ぐ

これが「演奏に集中する」です。

SPドリルの最初の一歩は「SP観察」

音の生まれる場所(サウンディング・ポイント)を観察することから始めます。

観察といっても見るばかりではありません

見ると同時に
聞こえています

それと同時に
手から温度や質感も伝わりますし
重さにも気づきます

見る以外にも
きく以外にも

私たちは
あらゆる感覚を通して情報を受け取っています

まずはそのことに気づきながら
手の中にあるバイオリンと弓で
サウンディングポイントを好きなように作って
次から次へと作り変えてゆきましょう

サウンディングポイントの変化を観察したまま
音や手応えの変化がどんなものか観察します

それを続けられるだけ続けます

途切れたらゲーム終了

またサウンディングポイントの観察を始めてから
サウンディングポイントを作り変えるゲームを始めます

好きなだけ遊んでくださいね

☆SPドリル 1
『サウンディングポイントを《観察》する』

『鍛えの夏SP』他の回も読む

【鍛えの夏SP 01】音色のシンプル・トレーニング「On/Off」から豊かなグラデーションを手に入れる最初の一歩
【鍛えの夏SP 02】音色のシンプルトレーニング「On/Off」を自在に切り替える2つの方向
【鍛えの夏SP 03】音色のシンプルトレーニング「On/Off」でボウイング分析を始めよう
【鍛えの夏SP 04】音色のシンプルトレーニング「Stick-Slip」で音色を操ろう
【鍛えの夏SP 05】音色のシンプルトレーニング「StickからSlipへ」発音の瞬間を見つけよう
【鍛えの夏SP 06】音色のシンプルトレーニング「動きの方向」で音を作ろう♪
【鍛えの夏SP 07】音色のシンプルコントロール(2つの鍵と9つのエクササイズで遊びながら身につけよう)
【鍛えの夏SP 08】奏法改善に効く2つのフォーカス「SP」と「AO」とは?
【鍛えの夏SP 09】演奏中でもSPとAOにフォーカスし続けるには?
【鍛えの夏SP 10】集中力アップ!気が散ってしまう僕が取り組んだ「SPドリル」
【鍛えの夏SP 11】飽きずに続ける秘伝……発音の反復練習を支えたものとは
【鍛えの夏SP 12】音の手触りをきこう
【鍛えの夏SP 13】100円でできる爆速セルフケア「わかっていても直せない」なんてもうおしまい!
【鍛えの夏SP 14】構えが必ず変わる「3つの原則と禁句」
【鍛えの夏SP 15】休んでいるのに上達する!ズルい休息法
【鍛えの夏SP 16・最終回】上達に終わりはないけれど。

【鍛えの夏SP・号外】音色のシンプルコントロール「けっきょくコントロールするにはどうすればいいの?」

この『鍛えの夏SP』は、2017年7月16日から8月6日にかけて、いちろーたのメールサービス読者向けに配信したメールを一部ブログ向けに編集し掲載しているものです。


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