バイオリン奏者のためのやさしい身体の使い方☆バイオリン応援団

バイオリンは弾けばひくほど元気になります。自然な姿勢で楽しめるし、肩や首もラクになります。真心こもった演奏は聴く人に癒しと励ましを与えます。あなたの喜びと楽しみが大切な人へ届くように応援します。アレクサンダー・テクニークに基づいたレッスン。ブログとメール講座で奏法改善のヒントを無料提供中。東京都府中市の教室。Skypeでの有料相談も受付中。

【鍛えの夏SP・号外】音色のシンプルコントロール「けっきょくコントロールするにはどうすればいいの?」〜夏の甲子園予選・母校を応援しながら考えたこと〜

2017/08/19

【鍛えの夏SP】今回は号外としてのお届けです。

音色のシンプルコントロール
「けっきょくコントロールするにはどうすればいいの?」です

どうすれば音色をコントロールできるのか〜高校野球の試合を通して考える

音色をコントロールしたいなら、次の質問に答えてみてください。

《コントロールと聞いて、何を思い浮かべますか?》

どんな答えが思い浮かんでもいいです。

炎天下で汗と涙にまみれた高校野球の選手たちを思い浮かべるかもしれません

ちょうどいま、母校が試合中なので
応援する気持ちを込めつつ、今日は野球を題材にして考えてみることにします。
※本記事はメルマガ「バイオリン応援団通信」の特別号として2017年7月23日14時頃に配信したものです

もしもあなたが投手として
試合中のピッチャーマウンドに立ち
打者に対してボールを投げるなら
何をコントロールしたいでしょうか

コントロールできるもの、その先にあるもの

コントロールできるのは
自らの手にあるボールをどう使うかです

少し視野を広げると
試合のなかで自分自身がどう振る舞うかということなのです。

あなた自身の選択によって
試合がどう動くのかを考えることができます。

……具体的な選択肢はたくさんあります。

いつ投げるか。
どこへ投げるか。
そもそも自分が投げるのか。
勝ちたいのか、負けなければいいのか、負けてもいいのか。
試合を終わらせたいのか、終わらせたくないのか。

バッターにバットを振らせたいのか、見送らせたいのか
バットを振らせるなら、空振りさせるのか、打たせるのか。どちらかが選べます。
空振りしたあとは?
打たせたなら、打たせたボールがどこへ飛ぶように仕向けるのでしょうか?

何から考えたらいいのか
わからなくなってしまう場合もあることでしょう

勝ち負けのある試合への《ハッピーな取り組みかた》

試合を終えたあと、インタビューでこんなことを耳にしたことがあります

「あのときどうしてあんなことをしてしまったか、わかりません」

果たして、この選手は幸せなのでしょうか?(^^)

勝ったとしても
負けたとしても

こうしたことは起こる可能性があります。

幸せかどうかは
その選手でなければわかりません。

勝ったから良かったじゃないの!という単純なことでもないのです。

試合という、勝ち負けを決するゲームを通して

自分は何を学んだのか
どんな価値を生み出せたのか

というところにコダワリを持てることが
私の考えるハッピーな取り組み方です。

演奏におけるコントロール、その先にあるものとは

野球の話がすっかり長くなりました。

「どうしてあんなことをしたのか、わからない」

楽器の演奏でも似たことが起こるのではないでしょうか。

コントロールとは
「自分のしていることをわかっている」
だと言えます

コントロールそのものは手段にすぎません。

何をコントロールしたいのか
何を目指すためのコントロールなのか

目的が正しく設定されていて
はじめてコントロールが価値を発揮できます。

野球の投手であれば
「なぜボールを投げるのか」という目の前にある課題と目的を持ち続けるとともに
「なぜ投手というポジションを選んでいるのか」
「なぜ野球をするのか」
という、より大きな目的を見失わず保ち続けることが
ボールのコントロール技術を支える精神的・身体的基盤となります。

同じように
あなたが楽器を手にするとき
「音色のコントロールするのは、何のためか」
と問うことで、コントロール技術を支える精神的・身体的基盤が確かなものとなります。

ステージ上で理想のパフォーマンスを発揮するためのエクササイズ〜わたしの大好きな《キャシー流・建設的プランのつくりかた》

私の敬愛するアレクサンダー・テクニーク教師キャシー・マデンは
ステージ上のパフォーマンスを実現する取り組みとして

次のような具体的な問いかけをエクササイズするよう教えてくれています。

その一部を紹介します。

それ(演技や演奏)を始めるときのこと……
始める直前には何を考えていますか?
それ(演技や演奏)について……
ある一部分よりもステキにできたところはありますか?
それ(演技や演奏)に取り組むことは……
あなたの全部(演技や演奏はもちろん、あなたの本当に全部)の情熱に
貢献・奉仕してくれるものとして
つながっていますか?

では、母校の試合経過が気になるのでこの辺で。

ああっ、もう自分をコントロールできない!
いや、ここまでよくぞコントロールが続いたものだ!笑

『鍛えの夏SP』他の回も読む

【鍛えの夏SP 01】音色のシンプル・トレーニング「On/Off」から豊かなグラデーションを手に入れる最初の一歩
【鍛えの夏SP 02】音色のシンプルトレーニング「On/Off」を自在に切り替える2つの方向
【鍛えの夏SP 03】音色のシンプルトレーニング「On/Off」でボウイング分析を始めよう
【鍛えの夏SP 04】音色のシンプルトレーニング「Stick-Slip」で音色を操ろう
【鍛えの夏SP 05】音色のシンプルトレーニング「StickからSlipへ」発音の瞬間を見つけよう
【鍛えの夏SP 06】音色のシンプルトレーニング「動きの方向」で音を作ろう♪
【鍛えの夏SP 07】音色のシンプルコントロール(2つの鍵と9つのエクササイズで遊びながら身につけよう)
【鍛えの夏SP 08】奏法改善に効く2つのフォーカス「SP」と「AO」とは?
【鍛えの夏SP 09】演奏中でもSPとAOにフォーカスし続けるには?
【鍛えの夏SP 10】集中力アップ!気が散ってしまう僕が取り組んだ「SPドリル」
【鍛えの夏SP 11】飽きずに続ける秘伝……発音の反復練習を支えたものとは
【鍛えの夏SP 12】音の手触りをきこう
【鍛えの夏SP 13】100円でできる爆速セルフケア「わかっていても直せない」なんてもうおしまい!
【鍛えの夏SP 14】構えが必ず変わる「3つの原則と禁句」
【鍛えの夏SP 15・最終回】上達に終わりはないけれど。

【鍛えの夏SP・号外】音色のシンプルコントロール「けっきょくコントロールするにはどうすればいいの?」

この『鍛えの夏SP』は、2017年7月16日から8月6日にかけて、いちろーたのメールサービス読者向けに配信したメールを一部ブログ向けに編集し掲載しているものです。


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