あなたの演奏をフレッシュアップするワガママの使いかた

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いちろーたです。

「フレッシュアップ。なにそれ?」

ッて思っちゃったら、いちろーたの思うツボです。

フレッシュアップってのは、
演奏したあなた自身が、スカッと気持ちよくなることです。
演奏に触れた人が「なんかわかんないけど、いいね」って感じることです。

もうちょっとイメージしやすいたとえを出しましょう。

あなたが演奏会とかライブに出る。
で、終わったあと、来てくれていた人がやってくる。
そしてあなたに向かって放つ最初のヒトコトが…‥
「上手だったよ〜」
「頑張ったね〜」
「お疲れ様〜」

とかじゃなくて!

「なんかわかんないけど、すっごくよかったよ〜〜〜!」
「素敵だったぁ」
「また聞かせてぇ」

って言われちゃう感じです。

この違いの感じ、わかってもらえますかね?

似てるけど全然違うということが。

フレッシュアップな演奏したいでしょう?

そのカギが「ワガママ」なんですよ。

前回のメルマガ配信では
「自分の命の使いみち」と「ワガママ」の話を書きました。

ちょっと復習します。

命の使いみちとは、
「自分の時間を何に使うか」ということです。

そして、
ワガママとは
「自分が決めたとおりに行動すること」です。

ワガママといっても、
「誰かの指示に逆らう」とか
「素直さを捨てる」とかではないです。

ワガママとは
「自分が100%納得できる選択をする」こと。
「自分が納得行くまで追求をやめない」こと。
……とも言えるかもしれませんね。

復習はここまで。

ここからが今回の本題です。

【ワガママの種類が使えるパワーを決める】

ワガママというのは、
自分のもっている力を引き出すポンプのようなものです。

ワガママは2種類あります。
・自分を使うワガママ
・自分を使ってもらうワガママ

別の言い方をしましょう。
・自分のためのワガママ
・他人のためのワガママ

誰のためのワガママか。
それによって、自分のなかに眠っている能力の現れ方は変わります。

自分のためのワガママから生まれる力は小さいです。
他人のためにするワガママは、ちょっと比べ物にならないほどの力が出せます。

ちょっと想像してみてくださいね。

いちろーたの場合ですけど、
自分ひとりが食べる料理ってあんまり頑張らないです。
菓子パンを買ってきて済ませちゃうことだってあります。
それが「家族のために」と思って料理すると思うと
同じ予算でも工夫をこらして、もっと喜んでもらえるようにって
張り切る元気が湧いてきます。

バイオリンの練習でも同じようなことが起こります。
自分の楽しみのために練習するのは楽しいです。
音がでたり、楽器の手ざわりやニスの香り、いろんな刺激が
自分を満たして、癒やしてくれるし、また頑張ろうっていう気持ちが湧いてきます。

でも、自分の奏でる音楽を心待ちにしている人がいたらどうでしょうか。
あなたの演奏する姿を喜んでくれたり、
そのために練習する姿に触れて「私も目標に向かって挑戦しよう」と行動を起こしたり、
疲れきって休んでいる時には黙って「そういう時もあるよね」と見守ってくれている……
そんな人が、あなたの周りに、実はたくさんいます。
そういう人が喜ぶ姿をみると嬉しくなりませんか?

そんな人いない!
そんな人のことなんて知らない!
そんな人いたら鬱陶しいから放っておいてほしい!
……と思いましたか?

思ってもいいです(笑
僕もそういう時ありますから。

でも、これは知っておいて損はないです。

自分のためだけに練習したり演奏しているだけのつもりでも
その姿を見たり、音を聞いたりして、感動してしまう人がいるということを。

自分が感動したことを表現するのが音楽です。
「音を出したい」
「音を聞いてみたい」
「どんな音がするんだろう?」
「どんな反応をしてくれるんだろう?」
と思うことだって、立派な感動です。

自分のためのワガママでも、
誰のためのワガママでもよいです。

ワガママなんて簡単です。
「いいお天気の日に、おしゃれなカフェに入って、スイーツをテイクアウトして、見晴らしのいい場所で食べる」
とかでいいんです。

演奏だったら、
「お気に入りの作品から1音だけ取り出して、気の済むまで何回でも繰り返す」
とかですね。

このどちらでも、この記事を開いたときから5日間以内にやってみると良いですよ。
ご自分のなかに住んでいるアーティストを、たっぷりかわいがってあげてくださいね。

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