演奏しながらでも、構え方は変えられる!

バンドメンバーから受けた質問

「演奏中に構えが気になってしまって、集中できない」

一緒に練習していたバンドのメンバーから質問を受けました。

「アレクサンダー・テクニークに基づいた楽器の構え方を学んでから、演奏はどんどん良くなっていて、動きで苦しむことは以前とは比べ物にならないほど減った。
 でも、こんどは、『演奏中に構え方が乱れた』と気づいたときに『どうやって元に戻そうかな』と思って、肘や腕の角度のちょうどいいところを演奏しながら探します。
 でも、結局いい状態に戻せない。こういうことが気になってしまっています。どうしたら良いんでしょうか?」

すでに自分の状態に気づいているなら、それで十分です。

集中できない原因とは?

いい状態に「戻そう」とすることが、うまくいかない原因です。

ここには「構え方」という言葉がもっている意味が関わっています。

「構える」という言葉には、あることに先立って準備するという意味合いがあります。

だから、「構え方をなんとかしよう」とおもうと、ついつい「前の状態に戻さなくてはいけない」と思ってしまうのも仕方ないことです。

演奏に注意を向けるためにできること

そこで、思い出してもらいたいことがあります。

それは、いまの構えは《常に》次の音のための構えだということ。

《常に》と書いたのは、演奏中であっても、演奏を始める前であっても、ということです。
演奏をするということは、音を作り続けるということです。そして、音を作るということは、身体を動かすということです。身体を動かすということは、身体が姿かたちを変えるということです。

演奏を続ける限り、わたしたちは、常に動き続ける必要があります。

休符の時であっても、呼吸をし、心臓は脈を打っています。自分でも気づくか気づかないかという、一部分のわずかな動きによって、体全体のバランスが一瞬一瞬移り変わっていきます。

だから、次の音のためにできる《いちばん大事なこと》を思い出しましょう。

そして、その《いちばん大事なこと》のためにできることを、ひとつでいいから思い出して音作りに組み込んでいきましょう。

そうすると、次の音はどんな音が聞こえてくるでしょうか?

それを練習の時から行っていきます。
そうすると、本番でもできるようになっていきます。

ボクはこんな風に取り組むようにしています。


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