こころに響く音楽とは?(ローザ・パークス女史を歓迎する演奏体験に思うこと)
【こころに響く音楽とは?】
私の体験を書きます。
ローザ・パークス女史をごぞんじでしょうか?
人種差別のバスを乗車拒否する「バス・ボイコット運動」の始まりとなったおひとりです。
女史をお迎えする歓迎イベントで演奏する機会を頂きました。
2つのグループが演奏しました。
1つのグループは、アカペラによるコーラス。
もうひとつのグループは、オーケストラによる演奏。
ローザ・パークス女史は2つの演奏に触れ、正反対の反応をしました。
満面の笑みで大拍手。
にこりともせず、横を向いてしまって、拍手も無し。
わたしは、そのときのオーケストラでコンサートマスターを務めていました。選曲にも、練習計画にも携わっていました。
2つのグループの演奏は、何がどう違ったのでしょうか?
これ以降、私は問い続けています。
何のために演奏するのか。
その「何のために」を実現するためには、何をどう演奏すればいいのか。
心に響く音楽とは、いったいどういうものでしょうか?
そのためにできることは、何でしょうか?